『タイタニック』、3D版の公開で全世界興行収入がついに20億ドル突破!

ジェームズ・キャメロン監督
ジェームズ・キャメロン監督

1997年に公開され、アカデミー賞においても史上最多の11部門を受賞するなど、当時一大ブームを巻き起こした『タイタニック』。1912年に起きた悲劇から100年を迎えた今年に『タイタニック 3D』として再びスクリーンに戻ってきたが、全世界で新旧のファンを呼び込み、オリジナル版と合わせて全世界興行収入がついに20億ドル(約1600億円/1ドル80円計算)を突破したことが明らかになった。

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オリジナル版の公開当時、全世界で18億3500万ドルという映画史上最高の興行収入を叩き出し、ギネスブックにも登録されていた。その記録を破り、唯一20億ドルを超えて現在1位に君臨しているのが、2009年に公開された、同じくジェームズ・キャメロン監督の『アバター』で約28億ドル。まさに、キャメロン監督が一人勝ちの状態である。

『タイタニック 3D』は、4月4日の全米公開を皮切りに全世界で公開されており、現在までの興行収入も既に2億ドル(約160億円)を突破。特に中国では大ヒットスタートとなり、公開1週間で6700万ドル(約53億6000万円)をも稼ぎ出している。オリジナル版の中国での総興行収入は約4400万ドルであったことからも、驚異的な数字であることがうかがえる。大きな要因としては、1997年当時は180館での公開だったにもかかわらず、今回は3Dスクリーンで2400館、IMAXで66館を超える多くのスクリーンで上映となっていることが挙げられる。

中国ではケイト・ウィンスレットのヌードシーンがカットされるなどの問題も起きたが、不動の1位を誇る『アバター』に『タイタニック』がどれだけ迫れるかは、中国での成功が大きなカギとなりそうだ。日本でも4月7日より全国公開中。(文:Masami Shimura/London)

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