人気作家奥田英朗原作の、女性の心を細やかに描いた映画『ガール』。この作品の完成披露試写会が4月24日、TOKYO DOME CITY HALLで行われ、女優の香里奈、向井理、吉瀬美智子、上地雄輔、檀れい、板谷由夏、林遣都、波瑠、深川栄洋監督の9名が登場した。
・香里奈の「好きな人の前でしか見せない」発言に会場も興味津々
ピンクカーペットを、黒のドレス姿で向井の手を取りながら登場した香里奈。30歳を目前に恋に仕事に行き詰まる広告代理店勤務の女性を演じた香里奈は「年齢も職業もバラバラな女の子がいろんな悩みを抱えながら成長していって、明日からもがんばろうという作品です。きっとどこかに自分がいるんじゃないかな」と大きな声援に答えた。
その恋人・蒼太を演じた向井は「蒼太くんはムードがまったく読めない人ですが」と苦笑しながらも「結構、僕としては共感できる部分があった。男性も女性の新しい一面を発見していってくれたら嬉しいです」と爽やかに語った。
作品には現在妊娠7ヵ月の麻生久美子も出演しているが「麻生さん今、お腹が大きくて来れませんでしが、みなさんの思いを1本の映画にしました」と深川監督。作中で超イケメンの新入社員役を演じた林は「“超イケメン”の林遣都です。皆さんにも見惚れてもらえるように頑張りましたので優しい目で見てください」と照れ笑い。“イタイ若作り女”を演じた檀は「女性に生まれてきてよかったなと思う映画です」とそれぞれ役どころについて語った。
キャストによる登場キャラクターの人気投票では、吉瀬が「イケメンに1票。年下で顔も可愛らしいですし」と微笑むと、指名された林も「僕もキャラクターとか関係なく吉瀬さん。ウェディングドレスを着るところは僕の自慢です」と答え、相思相愛ぶりで会場を沸かせていた。
最後に作品にちなみ「生まれ変わったら男と女どっちに生まれたい?」という質問が。香里奈は「この映画をやらせていただいたんですけど、私は男がいいです。良いところと面倒くさいところも、大変なところも実感してますし、今が女なので、男の人の大変さも経験してみたい」とキッパリ。しかし、他の女性キャストは全員生まれ変わっても女性に生まれたいということで、吉瀬は「断然女です。男の人って一生家族を養って休めない。女性はファッションもメイクも(楽しめて)子どもも産めるじゃないですか」と断言。檀も「私も女性がいいです。いろんなことに一所懸命で大変ですけど、生まれ変わってもそれらを100%愛して頑張りたい」とガールズトークに花を咲かせた。
また、質問が男性陣に飛ぶと、向井は「男性です。女性は大変そう。単純に男の方が楽だと思いますよ」とクールな意見。そして「けっこう陰湿じゃないですか女性って。中学、高校とイジメって結構怖いですよ。女子会とかどうなんですか?」と生々しい疑問。香里奈からは「何か嫌な思い出でもあった?」と苦笑されていた。
『ガール』は5月26日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国公開される。
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