昨年9月から全米で放送が始まり話題を呼んでいる『リベンジ』。このドラマで主人公エミリーを演じているエミリー・ヴァンキャンプが来日し、4月25日にザ・ペニンシュラ東京でトークイベントを行った。
今回が初来日というエミリーだが、実は姉が日本に住んでおり観光にも連れて行ってもらったそう。「(姉の)夫がNHKで働いているということで日本に来ました。私は、日本では買い物に行ったり、鎌倉にも行きました。(滞在日が)あと少し残っているので、さらに東京のいろいろな場所を見て回りたい」と、日本がすっかり気に入った様子。
ドラマの内容については「私が演じる女性は、いろいろなトレーニングを積んで、彼女や家族を不幸にした人たちに復讐していくというストーリーになっています」と教えてくれた。
同作には、真田広之が第9話から“謎の日本人投資家・タケダ”役で出演していて、途中からトークイベントにも登場。真田は「(エミリー演じる)主人公の復讐を手助けする指南役として登場します」と役どころを説明してから、「(今回はエミリーが)初来日ということで、手助けするべくはせ参じました」と挨拶した。
お互いの印象については、エミリーが「ドラマのなかでも先生と生徒という関係なんですけど、プライベートでも日本語を教えてくれたり、オフのときも先生と生徒という関係」とプライベートでの仲の良さを伺わせる意味深発言。これに真田は「プライベートというより、カメラの回っていない準備中とかで、(本当の)オフという意味ではありません。残念ながら」と苦笑いを浮かべ、エミリーの印象については「役を作っていく情熱、責任感の強さを感じました。ドラマでは厳しい表情が多いのですが、普段は明るくてジョークが大好き。笑顔が印象的です」と教えてくれた。
『LOST』に続いての海外ドラマ出演をはたした真田だが、日米のドラマ作りの違いについては「作る課程は基本的に同じですが、(アメリカは)時間、お金の使い方、ケータリングのお菓子の多さ(笑)の規模が大きく違う」と、アメリカの現場の贅沢さをうらやんでいる様子。「ハリウッドの一流スタッフが時間とお金をかけて撮っているので、ふと、映画を撮っているように思う瞬間もある」と語る一方、俳優の負担の大きさについても言及。「それに耐えうる精神力と体力をもっていないと生き残れない」と話してから「ですから、うらやましい気持ちと参加できて嬉しいという気持ちと、ちょっと悔しい気持ちと複雑なところがありました。ただ、キャスト・スタッフの情熱は、絶対日本も負けていないので、いい形でミックスしていけたら」と語った。
『リベンジ』はBSの新たな無料チャンネル「Dlife」で、毎週土曜日・夜9時から放送中。
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