バラバラだった家族が、父親の転勤でやってきた岩手県の古民家での不思議な出来事を機に、理想的な家族となっていく姿を綴った『HOME 愛しの座敷わらし』。この映画の初日舞台挨拶が4月28日に丸の内TOEIで行われ、水谷豊、安田成美、濱田龍臣、橋本愛、草笛光子、和泉聖治監督が登壇した。
初日を迎えた感想を聞かれた水谷は「やはり嬉しいですね」と挨拶。次いで「今回、この映画でいろいろなことに気づかされました」と切り出すと、劇中で自転車に乗るシーンに触れ、「あれ、行きは下りなのですごく楽なんですけど、帰りは上りで結構きつかったんです。で、人生っていうのは大変なことと楽しいことが同じくらいあるんだなって、自転車に乗りながら思ったんです」とコメント。
また、『相棒』シリーズの杉下右京役のイメージが強い水谷が、今回、普通のお父さん役を演じたことについて質問されると、「あれ(右京)も僕ですけど、これも僕なんだなと思いました(笑)」と回答。撮影では途中から「自分を演じているような気持ちになりました」というほど役との共通点もあるそうで「(演じた)高橋晃一が他人とは思えないんですね」と語っていた。
そんな水谷について、妻役を演じた安田は「私もテレビを拝見させていただいて、右京さんのイメージがとっても強かったので、お父さんをどう演じられるのかなって楽しみにしていたんですけど、初日から当たり前のように晃一さん(お父さん)になっていてました」と話し、水谷の役者ぶりを絶賛。
一方、濱田と姉弟役を演じた橋本は「最初は龍臣くんとどう接していいのかすごく悩んでいた」と告白。というのも濱田の方が芸能界では先輩にあたるからで、「年下なのに先輩というので、どうしようってずっと思っていたんですけど、話してみると普通の小学5年生で、この世界にずっといるのに中身は子どものままなんだなと思ったら、安心しておしゃべりをすることができました」と話した。
これに対し濱田は「(橋本が)緊張しているっていうのがわからないくらい、本当に自然な感じで接することができました。撮影の合間も一緒に古民家で追いかけっこをしたりして楽しかったです」とコメント。
また、37年ぶりに水谷と親子役を演じ、認知症という難役に挑戦した草笛は「豊さんとは、何年あいていようが、会った瞬間に昔のまんまになれるお友だち。ですから認知症だろうと何だろうと喜んでやらせていただきました。豊さんはそのまんまやればいい。変に認知症らしくしない方がいいと、そのまんま、そのまんまと言うから、私は演技で何もできなくなっちゃって。初めて演技をしないで終わっちゃったような感じですね」と裏話を披露。
これについて水谷は「聞いてみないとわからないものですね。(家族1人ひとりが)こんな気持ちだったとは」と話し、観客の笑いを誘っていた。
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