アメリカ本国に先駆け、日本、ヨーロッパ、アジア各国で公開され、世界20ヵ国で初登場1位を記録。すでに世界興収が1億4000万ドル(112億円/1ドル80円計算)、日本でも興収10億円を超えるヒットとなった『バトルシップ』。5月10日にロサンゼルスで開催されるこの映画のUSプレミアを前に、同作にナガタ艦長役で出演する浅野忠信が5月1日に日本外国特派員協会で記者会見を行った。
外国人記者らを前に、浅野は「アメリカ映画で仕事をすることができ本当に嬉しいし、そのなかで大作にめぐり会えたことは、僕のキャリアにとってもプラスになると思うので、これからも頑張っていきます」と挨拶。
今後ハリウッドで、どのような役を演じてみたいかという質問には「日本人なので、アメリカで生まれ育ったネイティブな役はできないと思う。そういう意味では、アメリカにたまたまいる日本人だったり、今回のように日本人だけど、映画のなかで必要とされる役があればやってみたい」と語った。
本作で艦長を演じるにあたって浅野は「実際に横須賀に行き、海上自衛隊の基地にある軍艦でレクチャーを受けた」そう。さらに、アメリカでも軍艦に乗ったそうで、「日本と同じようにいろいろと話を聞いたり、シュミレーションルームで実際にどういう風に戦いが行われるかも学んだ」と振り返った。
また、「高倉健の若い頃に似ていると思うが」という質問には、「高倉健さんとは先日、『あなたへ』という映画でご一緒させていただきましたし、その前にも『劔岳 点の記』という映画を健さんが見てくださり、お話をさせてもらった」と回答。そのときに高倉からは「面白い」と映画を褒められ、「これからもどんどん(アメリカで)やってよ」と励まされたそうで、「尊敬する俳優に期待してもらえたことが本当に嬉しかったし、日本でNO.1の俳優さんである高倉さんが楽しんでくれるような映画に、これからも出られるよう頑張りたい」と抱負を語っていた。
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