『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督など豪華ゲストとミニシアターの魅力を語る!ミニシアター地域交流上映会開催

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『ハッピーアワー』劇中写真

横浜シネマネットワークは、1219日、20日、26日に、横浜と大阪、京都、神戸のミニシアターとの地域交流上映会を開催する。

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地域ゆかりの映画上映とゲストを交えたトークショーを開催

それぞれの街の文化を活かしながら、地域に根差した運営をしている全国各地のミニシアター。このイベントでは映画・映画館を通じた交流上映会を行うことで、それぞれの街の魅力の発信を目指している。

2回目となる今回は、関西のミニシアターシーンを盛り上げているシネ・ヌーヴォ(大阪)、京都みなみ会館、元町映画館(神戸)と、1221日に開館30周年を迎えるシネマ・ジャック&ベティ(横浜)がそれぞれの劇場にゆかりの深い作品と共に相互訪問。上映と支配人&作品ゲストを交えてのトークショーを行うことで、それぞれの劇場の個性や哲学そして街の魅力を発信する。

シネ・ヌーヴォ(大阪)の山崎紀子支配人のセレクトは、2010年に支配人が同席した上映会から生まれた『月夜釜合戦』(17年)。再開発の波が押し寄せる街を舞台にした本作を題材に大阪の人情について佐藤零郎監督、主演の川瀬陽太とトークする予定だ。

都みなみ会館の吉田由利香館長は、森見登美彦×上田誠×湯浅政明のコラボアニメ作品『夜は短し歩けよ乙女』(17年)をセレクト。同じく京都を舞台にしたアニメ『四畳半神話大系』も手がけた湯浅政明監督と共に観光地ではない素顔の京都の魅力について語る。

元町映画館(神戸)の林未来支配人は、『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ映画祭4冠を獲得した濱口竜介監督が神戸で制作した『ハッピーアワー』(15年)をセレクトした。トークでは、『ドライブ・マイ・カー』の主人公と同様に招聘作家として訪問した神戸でワークショップを重ねて制作された本作に、街がどのような影響を与えたのかを明らかにする。

シネマ・ジャック&ベティ(横浜)の梶原俊幸支配人のセレクトは、黄金町の映画館に事務所を構えた私立探偵濱マイクが活躍する『我が人生最悪の時』(94年)。林海象監督、横浜シネマリンの八幡温子支配人、横浜シネマネットワーク実行委員長の福島成人と映画の街ヨコハマの魅力を語る。

また、19日にはシネ・ヌーヴォの山崎支配人、京都みなみ会館の吉田館長、元町映画館の林支配人によるクロストークを実施。劇場運営の悲喜こもごものエピソードや、関西のミニシアターを盛り上げるための取り組みについて語る予定だ。

映画だけでなく、ミニシアターの取り組みなどさまざまな視点から楽しめるイベント。この機会に、行ったことのない映画館の取り組みについて学んでみるのも良いかもしれない。

プログラム詳細

■12月19日 横浜シネマ・ジャック&ベティ
・14時40分〜:『月夜釜合戦』
・17時45分〜:『夜は短し歩けよ乙女』

■12月20日 横浜シネマ・ジャック&ベティ
・13時00〜 :『ハッピーアワー』

■12月26日 大阪シネヌーヴォ
・12時40分〜: 『我が人生最悪の時』