グリム童話「白雪姫」を大胆に脚色し、アクションアドベンチャー大作として甦らせた『スノーホワイト』。この映画で悪の女王役を演じたシャーリーズ・セロンとルパート・サンダース監督が来日。5月20日にスパイラルホールで行われたレッドカーペットイベントに登場した。
この日のイベントには日本語吹き替え版で声優をつとめる小雪と椎名桔平も駆けつけた。セロン演じるラヴェンナ女王の吹き替えを担当した小雪は「シャーリーズ・セロンさんという偉大な女優さんのアフレコをやらせていただくということで非常にプレッシャーがありました。英語で成立しているセリフを日本語で表現するので、ニュアンスが変わってしまう難しさを感じながらも楽しい経験をさせていただきました」と挨拶。
洋画のアフレコは初めてという椎名は「あたかもこの映画に出ているような気分で、とても楽しかったです」と話すと、セロンについては「『モンスター』という映画で初めて見て、素晴らしい女優さんだと思っていたのですが、その後、ほかの出演作も見たら、こんなにきれいな人がこの役をやっていたんだという驚きがありました」と感想を述べていた(※『モンスター』でのセロンは体重を増やし、特殊メイクを施し、まったく別人になりきりアカデミー賞主演女優賞受賞)。
一方、セロンは4年ぶりの来日に「また東京に戻って来ることができて、本当に嬉しく思います。みなさんが温かく歓迎してくださりありがとうございます」と挨拶。本作については「誰もが知っている古典的な童話が、まったく違う形で語られていて、すごくスケール感があり、ビジュアルが素晴しく、ストーリーも感動できます」と見どころをアピールした。
小雪と椎名と会った感想については「今日は小雪さんとはテレビ番組でご一緒し、嬉しい言葉をいっぱいかけてもらいました。椎名さんとも、お会いできてよかったです」とコメント。「劇中では恐い役でしたが、実際にお会いしてみてのセロンさんの印象は?」という質問を受けた小雪に対し、両手を挙げて「ガオー!」というポーズを見せるなど、茶目っ気たっぷりな一面も垣間見せていた。
また、東京では173年ぶり、次の機会は300年後となる金環日食を見るかとの質問には「次回(300年後に)見ます!」と実は魔女だった女王らしい回答。さらに司会が「明日の天気は曇りのようなんですが」と切り出すと、「魔法で晴れにしてあげるわ。私にまかせて!」と話し、会場を沸かせていた。
『スノーホワイト』は6月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開となる。
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