とある出来事がきっかけで、3年間映画館の外に出たことがない映写技師のルカと、彼女の下でバイトすることになった大学生の恵介らが織りなすひと夏の恋を描いた青春恋愛ミステリー『シグナル〜月曜日のルカ〜』。この映画の女性限定試写会が5月28日にニッショーホールで行われ、ルカ役を演じた三根梓、恵介を演じた西島隆弘(AAA)をはじめ、白石隼也、井上順、宇津井健、谷口正晃監督が舞台挨拶を行った。
観客からの黄色い歓声や「かわいい」という声で迎えられた西島は、「若干、みなさんの『かわいい』が冷たく感じたんですけど、そこはおいておいて、作品の話をしながら楽しみたいと思います」と挨拶。
客席に向かって「みなさん、こんばんわ」と声をかけた井上は、「こんばんわ」と戻ってきた声に「これだよね」とご満悦。去年夏の撮影以来、監督や西島らとは10ヵ月くらい会っていないそうで「だからとっても嬉しくて、若い人は10ヵ月会ってないとかなり変わっているんですよ。白石くんなんてちょっと大きくなったでしょう?」とコメント。白石から「いや、身長は変わってないと思うんですけど(笑)」という返事が戻ってくると、西島に対しては「西島くんなんんて自分のグループの活動もあるけど、大河ドラマまで出てますよ」と話し、会場からは大きな拍手が起こっていた。
一方、三根は本作が初演技で初主演。作品完成後は宣伝活動も積極的に行ったそうで、その際に西島から助られたことはないかと司会が質問すると、横から西島が「そんなないよな〜」と発言。それを受け三根は「いつも私が緊張しているときに、隣で笑顔でいて下さるので、それだけでリラックスできるというか、気持ちが落ち着くので、いつも助けてもらってます」と話すと、西島は「ありがとうございます」と恐縮しつつも、自身と比べ「僕が初めて舞台挨拶したときは、こんなにちゃんと喋れなかったですからね。素晴らしいなと思ってます。僕がいなくても大丈夫ですよ。僕の笑顔なんて、全然もう」と続け、笑いを誘った。
また、宇津井は三根について「彼女は僕の後輩で早稲田の学生さん。それを聞いていいコンビを組めると実感しました。早稲田出身の女優はそんなにいないけど、吉永小百合さん、広末涼子さんとか、きっとそういう人たちの跡を継ぐいい女優になってくれると期待してます」とコメント。
その後、観客からの質問やリクエストに答えるコーナーが用意され、西島に対して、劇中の「僕が守りますから」というセリフを言ってほしいという要望が。照れながらも西島が「僕が守りますから」と言うと、会場からは一際大きな歓声が。西島は「いやー、でもこの人数を守る自信はないかもしれないですね」と茶目っ気たっぷりに語っていた。
『シグナル〜月曜日のルカ〜』は6月9日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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