志村けんがハリウッド映画の吹き替えに挑戦することも話題のアニメ映画『ロラックスおじさんの秘密の種』。その公開アフレコ会見が6月12日に都内スタジオで行われ、ロラックスおじさんの声を演じる志村が登場した。
これがアニメの吹き替え初挑戦となる志村は「今までやったことがないので、どうなるのかなと思った」と心境を吐露。1977年〜79年にかけて放映された人形劇『ヤンマーファミリーアワー 飛べ!孫悟空』で声優をつとめた際には、「僕らがが吹き込んだ声に人形が合わせていた」と明かし、アフレコ収録については「僕は近眼と老眼なんで(笑)。台本の文字が小さいから見えないし、メガネを取ると画面がぼやけちゃって見えない」と話し笑いを誘った。
この日の司会は『王様のブランチ』などでお馴染みのLiLiCo。彼女から「日本のおじさんと言えば、志村さん」と振られると、「僕の場合は“変なおじさん”ですからね(笑)」と念押し。演じたロラックスおじさんについては、「心が優しくて、ちょっとオッチョコチョイなところがあったり。ただ、僕と違うのはヤらしいところが全然ないところ(笑)」と語った。
また、自然がなく全て人口でできた町に住む少年テッドが、大好きな女の子のために本物の木を探して町を飛び出し大冒険をするという物語に絡め、大好きな人のために一番頑張ったことを聞かれた志村は「いろいろ品物をあげましたけど、結果は出ずにね」と回答。「ちなみに、一番豪華なものは?」と突っ込まれると、「車ですかね」と答えた。
さらに「秘密の種」を探す物語に絡め、「秘密があるか?」と尋ねられ、「秘密だったら言えないですよね、言っちゃうと秘密じゃない(笑)」と答えながらも、1つくらいはと粘るLiLiCoに、志村は「そんなに秘密はないと思うんですけどね」と、代わりにダチョウ倶楽部の上島竜平に関する秘密を暴露した。
その後、記者から「先程、車をあげたと仰っていましたが、誰にあげたんですか?」と質問され、「それは言えないでしょ」と苦笑いを浮かべると、LiLiCoから「秘密ありましたね」という突っ込みが。記者からは車種を問う質問も寄せられ、「ベンツです」と志村が答えると、会場からはどよめきの声が上がっていた。
なお、この日は志村以外の吹き替えキャストも発表となり、山寺宏一、宮野真守、京田尚子、国本武春、LiLiCoらの名前が明かされた。
『ロラックスおじさんの秘密の種』は10月6日よりTOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国公開される。
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