6月29日〜7月21日の期間で開催中の2012第14回台北映画祭で俳優の伊勢谷友介が監督した『セイジ−陸の魚−』が特別招待作品として上映され、伊勢谷監督と亀石太夏匡プロデューサーが出席。6月30日に記者会見を行った。
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俳優としては台湾でも知られている伊勢谷監督。司会から映画を監督した理由を聞かれると「元々、映像を作りたくて俳優になりました。あと、今は社会的に見ても、人間の生き方とはどういうものなのかきちっと表現しないといけない時代だと思ったんです。どういう形で人間の社会がありえるのかを真剣に考え、それを表現する形として映画を撮りたかったというのが、今回の映画の趣旨です」と語った。
俳優や監督以外にも、モデル、企業家など多彩な活躍を見せる伊勢谷監督。「他にもやりたいことは?」と聞かれると、「もうこれで手一杯なんで、勘弁してもらえますか」と苦笑い。「踊りましょうか?」と冗談交じりに応じていた。
友人でもあるという亀石プロデューサーとは10数年に渡る付き合い。伊勢谷監督は、お互いが足りないところを補い合う良い関係だと説明し、さらに「2人とも結婚していないんですが、この関係のせいで奥さんがいないのかも」と笑い、「今日は土曜日なんで、ぜひステキな女性と知り合えるようなスポットを紹介してください」とおどけてみせた。
映画上映後にはティーチインも行われ、観客から「自分が出演したいとは思わなかったのか」と聞かれた伊勢谷監督は「もちろん(主人公の)セイジを演じたかったです。ですが、僕よりふさわしい俳優さん(西島秀俊)がいたのでお譲りしました(笑)。僕は本作を撮る前に『あしたのジョー』で力石役を演じていてかなり体を作ったので自身があったんですが、衣装合わせに現れた西島さんの裸を見てーっ!と。あの体は本当に素晴らしい」と主演俳優の肉体美を絶賛。
また、影響された映画人の1人として、自身が出演した『ブラインドネス』のフェルナンド・メイレレス監督を挙げ、「生き方で影響を受けました。彼は撮影で破壊した環境の分、木を植えるんですが、すごく感銘を受けました」とも明かした。
今回の参加について亀石プロデューサーは「(台湾は)すごく日本に近くて、日本のことを良く思ってくれている方々が多いと感じました。ご飯も美味しいですし。人の気持ちが優しいというのは一番感じることです。また来ます。謝謝!」と中国語混じりで挨拶。伊勢谷監督も「台湾は本当に人が優しい。今後の作品の構想も方向性が見え始めましたし、最後まで充実した4日間になりました」と満足した様子だった。
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