映画シリーズ24作目となる『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』が7月7日に公開となり、 アンパンマンの生みの親で原作者のやなせたかしらがシネ・リーブル池袋で初日舞台挨拶を行った。
・[動画]『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』予告編
本作は、ちょっとワガママだけど元気いっぱいの女王バンナと、たくさんのバナナマンが住んでいるバナナ島を舞台にした“勇気”と“元気”の物語。
登壇したのはやなせのほか、バナナ島の女王バンナ役の木村佳乃、バンナに仕える大臣でバナナマンのスッテンとコロリン役を演じた設楽統と日村勇紀(バナナマン)、同時上映でカバの双子の女の子シドロとモドロの声を担当した、「アンパンマンのマーチ」を歌う双子デュオのドリーミングに、アンパンマンとばいきんまんら。
やなせは「今年も素敵なゲストで嬉しいです。バナナ島の誇り高い女王を木村佳乃さん、バナナマン役をバナナマンがやるという面白いことになりました。こういう面白い作者は世界中を探してもいないんだよ。全部のキャラクターデザイン・作詞を俺がやっているから、世界でこのキャラクターたちをしのぐものは何もない! ディズニーなんか俺が見るとあまいんだよ(笑)」とユーモアをまじえて挨拶。
木村は「小さなお友だちもたくさん来ていただいてありがとうございます。見に来てくれるアンパンマンが大好きな子どもたちの顔を思い浮かべて、すごく楽しく演じることができました」と話し、自身の演じた役については「バンナちゃんは最初はちょっとワガママで、アンパンマンやばいきんまんの優しさに触れて変わっていく女の子です。ハラハラするところもあるすごく楽しい映画ですので、ぜひ楽しんでください」と語った。
バナナマンの大臣を演じた設楽は「“バナナマン”をバナナマンの僕らにオファーをいただけ面白いなと思ったし、やなせ先生も粋だな〜と思いました。今回は大臣役だったので声を作ろうか直前まで迷って結局ほぼ素のままの声で監督からOKをいただき、楽しくできました」と語り、日村は「大きなお友だちもたくさんいらっしゃいますけれど、我々も出ておりますし、アンパンマンも大活躍しますので、ぜひ、みなさん楽しんでいってください」と話した。
また、七夕であるこの日は、それぞれが願いごとを披露する催しも。93歳のやなせは「俺、まもなく死ぬんでね(笑)。あと2年、生かしてほしい。そしたら来年は25周年で映画を1本作って、この世にはサヨナラだ!」と冗談を飛ばし、観客を沸かせていた。
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