5月22日にオープンした東京スカイツリーの完成までを追ったドキュメンタリー映画『劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ』。この映画の親子試写会が7月22日に東京スカイツリータウンで行われ、参加した50組の親子が夏休み最初の休日を楽しんだ。
・神谷浩史と日笠陽子がスカイツリーのドキュメンタリー映画ナレーションを担当!
試写会後には、スカイツリーの設計や建設に関わった日建設計の吉野繁、大林組の笹原大介、東武タワースカイツリー社の高梨博武と、野上純一監督が登壇するイベントも実施。野上監督は約4年間に渡る本作の撮影について「この映画は60分だけど、実際にはどれくらい撮影していたと思う?」と子どもたちに質問、「1時間!」と元気よく答えた男の子の声に、会場は笑いに包まれた。
また、建設を担当した大林組の笹原は「一番怖かったことは何ですか?」という質問に、「高さと天気です。東京タワーの2倍の高さがあるので、恐怖感を克服するために安全帯を色々なところにかけて作業しました。地上と上空では10℃の温度差があるため、天気が読めなかったことも不安でした」と感慨深げ。
一方、劇中に流れる東日本大震災の際の建設現場の様子が気になったのか、子どもたちは地震時の東京スカイツリーの様子に興味津々。「どのくらいの地震まで耐えられるのですか?」という質問に、設計の吉野は「マグニチュード8クラスまでは耐えられます。中規模クラスの地震であれば構造には全く問題なく、大規模な地震であったとしても絶対に倒壊しません」と自信をのぞかせた。
この日は東京スカイツリー公式キャラクター「ソラカラちゃん」も登場。「今日はスカイツリーのいろいろな話が聞けてとーっても楽しかった!ソラカラも後で、(サブキャラクターの)テッペンペンやスコブルブルにも“世界一のひみつ”教えちゃうんだから。東京スカイツリーでみんなにまた会えるといいな!」と映画と東京スカイツリーをアピールしていた。
『劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ』は7月28日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開となる。
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