人気アイドルグループ「スマイレージ」が初主演していることも話題の『怪談新耳袋 異形』。このホラー映画の公開記念トークショーが7月31日に原宿・竹下通りにあるドリーム*ステーション ジョル原宿で行われ、本作のメガホンを取った井口昇監督と、井口監督のことを『猫目小僧』に出演して以来慕っているという猫ひろしが登壇した。
本作は、スマイレージが扮する少女たちが体験する恐怖を紡ぐ4話構成のホラー映画。20年ぶりに原宿に来たという井口監督は「スマイレージ初主演ということで、常に笑顔でいなければならない彼女たちからいかにして笑顔を奪うか、『怖がる顔をつくる』『叫ぶ』という特訓から始めました」とコメント。
ホラー映画を見るのは苦手という猫は「1人で見るのは怖いから新幹線のなかで拝見しました。第2話の『赤い人』も怖かったですし、第3話の『部屋替え』も普通のホラー映画とは違う感じがしました」と感想を述べた。
そんな猫は、井口監督とは『猫目小僧』に出演して以来の仲。だが、その後、全然仕事のオファーがないそうで、「『猫目小僧』でお近づきになれたので、ずっとオファーを待っていましたが、全然来ない。カンボジア人の役などがあったらよろしくお願いします」とアピール。
一方、現在開催中のロンドンオリンピックに話題が及ぶと、1度は男子マラソンのカンボジア代表選手に内定していた猫は「本当なら今頃はロンドンにいる予定だったので、夏のスケジュールがガッツリ空いてしまいました。仕事ください」と集まった報道陣に訴えかけた。
オリンピックについては「複雑な気持ちで見ている」そうで、「日本とカンボジア、どっちが気になる?」という質問には「両方とも」と回答。日本の金メダル第1号となった柔道女子57キロ級の松本薫選手の試合も見ていたそうで、「やってくれそうな顔をしていましたよね」と話した。
さらに、司会から必勝祈願をオファーされると、さっき楽屋で考えたというネタ「オリンピックで日本がきっとキャット(勝つ)」を披露。これが思いっきりスベり、場内は無反応。虚しくカメラのフラッシュだけが光り続けるなか、猫は「オリンピックに行かずにこんなことしています」と反省の弁を述べ、苦笑いを浮かべていた。
『怪談新耳袋 異形』は8月11日よりシアターN渋谷ほかにて全国順次公開となる。
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