2006年より週刊少年マガジンで連載が開始され、2009年からはテレビアニメの放送も始まった真島ヒロ原作の「FAIRY TAIL」。そんな話題作を映画化した『劇場版 FAIRY TAIL −鳳凰の巫女−』の完成披露舞台挨拶が8月3日に丸の内ピカデリーで行われ、声優をつとめる柿原徹也、平野綾、吉木りさ、原作の真島、藤森雅也監督が登壇した。
・『劇場版 FAIRY TAIL』完成披露舞台挨拶、その他の写真
主人公の名前が“ナツ”であることから、舞台挨拶は夏をテーマに行われ、登壇者たちも浴衣姿で登場。ナツ役を演じる柿原は「みなさんが『劇場版 FAIRY TAIL』を見ていただく第1号。僕も今日、初めて大きなスクリーンで見ることができるのですごい楽しみです」と挨拶。ルーシィ役の平野も「長年(テレビアニメを)やってきて、こうして劇場版になるのは本当に嬉しいこと、みなさんもこの劇場版を見て、もっともっと『FAIRY TAIL』を愛していただけたら」と話した。
リサ役で声優初挑戦となった吉木は「私自身『FAIRY TAIL』の大ファンだったので、先生方と声優のみなさんと同じ場所に立てて夢心地、すごく緊張しています」と挨拶。作品の魅力については「斬新な魔法の数々だったり、痛快なアクションだったり、壮大なファンタジーになっている作品ですが、何よりもナツやルーシィたちが一生懸命成長していく姿が魅力。どんどん固い絆で結ばれていく、その姿に心が打たれます」と語った。
また、この日は夏に関する思い出を尋ねる質問も。幼い頃はドイツに住んでいて、夏休みになると日本に戻ってきていたという柿原は「その度に大人気アニメーションが劇場版になっていて、それを見に行くのが楽しみでした」と振り返り、今はそんな自分が作り手側にいると感慨深げ。
一方、「夏の思い出を聞かれるということで一生懸命考えた」と明かす平野は「ビックリするくらい何の思い出もない」と苦笑い。「プライベートでは海も、お祭りも、花火大会も行ったことがない。じゃあ、夏、私はいったい何をしてたんだろうと思ったら、ずっと家で本を読んでいた。自然で過ごすのがテーマの家だったので、クーラーがついていなくて、汗だくで読書をしていたのが記憶に残っています。ここからいい思い出を作っていきたい(笑)」と話した。
「高校生のときは文化祭の出し物を夏休みに作るのが恒例で、クラスで映画を作った」と振り返る吉木は、この映画で「まさかのヒロイン役を演じた」と語り、「調子に乗って本当にお恥ずかしいんですけど、自ら立候補しました。目立ちたがり精神が今も続いています」と話していた。
『劇場版 FAIRY TAIL −鳳凰の巫女−』は8月18日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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