神木隆之介主演『桐島、部活やめるってよ』の初日舞台挨拶が8月11日に新宿バルト9で行われ、観客のスタンディングオベーションで迎えられた橋本愛が、感極まって涙を流す場面も見られた。
橋本は「会場に入ってきて、目に見えた光景(スタンディングオベーション)が人生で初めて見たものだったので、戸惑ってしまった。本当にこんなにたくさんの方々にこの映画に触れてもらって、嬉しくて最高に幸せです」と涙を堪えながら挨拶した。
また、この日はインフルエンザで欠席したプロデューサーの佐藤貴博から、登壇者1人ひとりへ宛てたメッセージが読み上げられる演出も。橋本は、司会が読み上げる「あなたは天才肌の人だと思っていました。でも、実際には悩んで、苦しんで、必死に演じている。その姿を見て、より好きになったし、感動しました」という書き出しではじまるメッセージに再び感極まったようで、「これ、何なんですかね? こんなの初めてです」と言葉を詰まらせると、「なんか、勝手にこちら側で盛り上がっているような気がしてたまらないんですけど」と観客が置いてけぼりになっていないかを心配していた。
その後、突如として暗転。再び明かりがつくと、その間にゾンビ軍団が登場していたことがわかった。実はこれ、劇中に登場する映画部員を演じた俳優たちが扮したもの。さらに、そのなかにインフルエンザで休んでいるはずの佐藤プロデューサーもゾンビメイクで混じっていることが判明。
「インフルエンザでなかったんですか?」と神木から突っ込まれた佐藤プロデューサーは「この映画は衝撃のクライマックスが待っているんです。僕がインフルエンザというのはウソです、ごめんなさい」と謝ると、「昨日、マスクしてたじゃない」という再度の神木の突っ込みには、「3日前からずっとウソをついていました」と詫びていた。それを見ていた橋本は「本気で心配したのに」と半泣きでコメントし、温かな拍手を受けていた。
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