森七菜、舞妓の世界に「どこを切り取っても煌めく空間、本物の時間」
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森七菜と出口夏希W主演『舞妓さんちのまかないさん』配信決定
第65回小学館漫画賞少年向け部門を受賞した累計発行部数200万部を超える小山愛子のベストセラーコミックをドラマ化した『舞妓さんちのまかないさん』がこの22年中に配信されることが決定。ティザービジュアルも公開された。
冒頭に掲げたティザービジュアルは、瀧本幹也がカメラ、大島依提亜がデザインを担当。W主演の森七菜と出口夏希が、まかないさんのキヨと舞妓のすみれとして食事を囲み笑顔を見せている。
そのほかのキャストも豪華だ。
屋形の女将さんの高校生の娘・涼子に、蒔田彩珠。屋形の先代の女将さんで、今も屋形の要となる千代に、松坂慶子。人気No1の芸妓・百子に、橋本愛。百子の元同期で出戻りの芸妓・吉乃に、松岡茉優。涼子の母で屋形の女将さん・梓を、常盤貴子が務める。
監督は、Netflix初となる是枝裕和。その総合演出のもと、企画に川村元気が参加。各エピソード演出を、津野愛、奥山大史、佐藤快磨といった次代を担う注目の監督たちが担当する。
「コロナ以降の新しい生き方のヒントになるかも」(是枝裕和監督)
是枝監督は、祇園に足を運び、屋形で暮らす人々が非血縁の共同体であること、街全体が内線電話で繋がっているひとつの有機体であるということにまず驚いたという。
そして、「これは決して時代に取り残された過去の人々の物語ではなく、もしかするとコロナ以降の私たちが模索するべき新しい生き方のヒントになるかも知れない」と述べる。
森は、「美しい京都の街並み、見惚れてしまうような舞、ときめく京都弁、いつものご飯、屋形に響く笑い声のどこを切り取っても煌めく空間は、本物の時間をお届けできると思います」とアピールした。
出口は、舞のことで頭がいっぱいの努力の天才舞妓を演じることになり、「自分にないものばかりで沢山悩みましたが、みなさんに支えられて演じることができました」と撮影を振り返った。
蒔田は、屋形の中で唯一舞妓じゃない一匹狼のような原作にはない女の子・涼子を演じ、「ツンとしているけど、どこか温かい、愛らしい役。キヨやすみれ、お母さん、たくさんの人との日常の中で、涼子がどのように成長していくのか、注目していただきたいです」とコメントした。
松坂は、祇園の何代も続いている屋形のお母さん役に、緊張したと言い、「素晴らしい先生方に教えていただいて、気分としては仕込みさんでした」と謙虚なコメントを残した。
橋本は、是枝監督作品に出演するのが夢だったと言い、「お話いただいた時はほんの少し泣きました」と明かす。その上で、「舞を井上八千代先生からご指導いただき、何よりの財産になりました。
月食の神秘的な時、あまりに美しい満月の下で舞った日のことは、生涯忘れません。素敵なものしか映ってないと思います」とアピールした。
松岡は、「なかなかふらっと旅行のできない昨今、日本の皆様はもちろん別の国にお住まいの方にも、京都で過ごしているかのような時間をお渡しできるよう努めます」と気を引き締めていた。
常盤は、京都の撮影所に見たこともない巨大なセットの祇園町ができているのを見たときは震えたと言う。冬編の撮影を残したいま振り返り、スタッフ・キャスト共に、色々な世代がいた中で、「自由に、朗らかに撮影が進んでいく日々は、本当に幸せ」と感想を述べた。
舞妓を目指し青森から上京した中卒女子2人の奮闘記
本作品は、16歳のキヨが親友のすみれと共に、中学卒業後に故郷の青森を離れて舞妓になることを夢見て京都にやってきて過ごす毎日を描く。
舞妓に向いていないと言い渡され、泣く泣く青森に帰ろうとしていたキヨだが、料理の才能を見込まれ、舞妓たちが共同生活を営む「屋形」の料理担当の「まかないさん」として働くことになる。一方、すみれは瞬く間に目を見張るような美しい舞妓に成長し、伝統的な祇園の街で名を馳せるようになっていく。まかないさんと舞妓の、美しく楽しく美味しい毎日が始まる。
Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』は、この22年中に配信される。
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