闘病中のマイケル・J・フォックス、自身をモデルにしたコメディードラマで本格復帰!
パーキンソン病を患い、第一線からは退いていたマイケル・J・フォックスが、米テレビシリーズで本格復帰を果たすこととなった。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(85年、89年、90年)で一躍有名になったマイケルだったが、1991年にパーキンソン病と診断され、98年に公表。その後、治療への専念とパーキンソン病患者の為の財団を設立する一方、俳優活動はアニメ映画『スチュアート・リトル』(99年)での声優やテレビドラマへのゲスト出演などに制限していた。
そんなマイケルだったが、5月に行われた米ABCのインタビューに対し、新しい薬よって痙攣をコントロールすることができるようになった為、以前より俳優活動を行えるようになってきている、と話していたところだった。
米NBCが20日に発表したところによると、マイケル自身の半生を反映した作品で、マイケルはパーキンソン病を患った3児の父親を演じることになる。本作は、2013年の秋に放映が予定されており、全22話からなるコメディードラマ。2000年に降板したテレビシリーズ『スピン・シティ』以来、13年ぶりの主演作となる。
マイケルは、今回の復帰について「最高にクリエイティブなチームと素晴らしい番組と共にNBCに戻って来られたことを本当にうれしく思っています」とコメントを発表。
本作の放映権を獲得したNBCは、マイケルがスターダムにのし上がるきっかけとなったテレビシリーズ『ファミリータイズ』を82年から89年に放映していたというマイケルのとっても縁の深い局。NBCエンターテインメントの会長も「マイケル・J・フォックスをまた迎えられることは、NBCにとって最高の名誉です。彼が作り出すキャラクターと彼を囲む明るく生き生きした家族はすぐに注目され、面白いものになると確信しています」と話している。撮影は年内にも始まる予定で、その他のキャスティングについては追って発表されるとのこと。
30歳という若さでパーキンソン病を発症し、約20年にも渡る闘病生活を送っているマイケル。彼の人生を基に製作される本作は、彼にしかわからない苦しみや葛藤など、まさに彼にしか演じることの出来ないキャラクターであることは間違いないだろう。現段階で日本での放映は決まっていないようだが、日本でもマイケルを心配していたファンは多いだけに、その元気な姿を見られるのが待ち遠しい。(文:Masami Shimura/London)
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