『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが製作にまわり、『300<スリーハンドレッド>』のザック・スナイダーが監督、新たなスーパーマン誕生の物語を描く『マン・オブ・スティール』。この映画の特報と劇場用ポスター画像が解禁となった。
・スーパーマンのコスチュームが変わる! 新生『スーパーマン』のビジュアルが解禁
解禁となった特報は、主人公の父親役を演じた2人の俳優が、同じ映像にそれぞれ別のナレーションを吹き込んだ2種類の映像。スーパーマンが生まれた惑星クリプトンの実父ジョー=エルを演じるラッセル・クロウ編は「お前は人々の希望になる〜」という語りから始まり、クラーク・ケントとして地球で育て上げた養父ジョナサン・ケントを演じるケヴィン・コスナー編は「お前は特別な存在だ〜」と話し始めている。
ハリウッド映画で、劇場公開の1年前から2本の特報が製作されるのは異例の試み。内容も、派手なアクションシーンなどは一切なく、誰もが知るあのテーマ曲も封印。ダークで物静かなトーンのなか、主人公クラーク・ケント(スーパーマン)が新聞記者ではなく、荒々しい海に繰り出す漁師としての姿を披露していたり、放浪の旅の様子が描かれた、これまでとはまったく異なるテイストだ。
そもそもスーパーマンは1938年に誕生。アメコミ出版社DCコミックスが発行した「アクションコミックス」創刊号に登場すると瞬く間に人気者になり、過去にアニメ、ドラマ、映画化されてきた世界的ヒーローだ。代表的な映画化作品が、クリストファー・リーヴ主演で1970年代から80年代にかけ4作品が作られたシリーズ。その後、2006年には19年ぶりとなる新作『スーパーマン リターンズ』が公開されている。
が、本作では、その74年の歴史を覆す全く新しいスーパーマン誕生の物語が描かれるほか、すでにお伝えしてきたように、コスチュームも従来の全身青色タイツ姿から、深みのあるダークブルーで、プロテクターのような立体的なビジュアルに一新。トレードマークの「S」字のロゴもメリハリにあるデザインとなっている。
主演のスーパーマンには新人のヘンリー・カヴィル。エイミー・アダムスがデイリー・プラネットの記者ロイス・レインを、ローレンス・フィッシュバーンが副編集長のペリー・ホワイトを演じている。
また、クラーク・ケントの養母マーサをダイアン・レイン、スーパーマンに戦いを挑むゾッド将軍をマイケル・シャノン、その邪悪な相棒ファオラにアンチュ・トラウェ、スーパーマンの実母ララ・ロー=ヴァンにジュリア・オーモンドが扮している。
『マン・オブ・スティール』は2013年夏に全国公開となる。
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