サイエントロジーがモデル? アンダーソン監督問題作がヴェネチア映画祭で拍手喝采!

左からホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・トーマス・アンダーソン監督
(C) Kazuko Wakayama
左からホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・トーマス・アンダーソン監督
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左からホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・トーマス・アンダーソン監督
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ポール・トーマス・アンダーソン監督
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ホアキン・フェニックス
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フィリップ・シーモア・ホフマン
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左からエイミー・アダムス、フィリップ・シーモア・ホフマン、プロデューサーのジョアン・セラー、ポール・トーマス・アンダーソン監督、ホアキン・フェニックス
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トム・クルーズが熱心な信者であるチャーチ・オブ・サイエントロジーをモデルにしていると言われるポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ザ・マスター(原題)』が、現地時間の9月1日夜に第69回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で公式上映され、スタンディングオベーションで迎えられた。

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アカデミー賞主演男優賞(ダニエル・デイ=ルイス)をはじめ、多数の映画賞を受賞した傑作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07年)から5年を経てアンダーソン監督が作り上げた『ザ・マスター』。第二次世界大戦で心に深い傷を負った兵士と、帰還後に彼が取り込まれていくカルト的宗教団体の“マスター”との関わりを描いた作品で、同映画祭金獅子賞の有力候補とされている。

これまでヴェールに包まれていた本作。監督が『マグノリア』(99年)で組んだトム・クルーズも本作を見たという情報も飛び交っていたが、会見でアンダーソン監督はトムに作品を見せたことを認め「あのことは僕らだけの話。でも、彼とは今も友人だよ」とコメント。また、「現在のサイエントロジーについてはあまり知らないが、初期の頃のことは知っている」と同教会の創成期を参考にしていることも語った。

主演の元兵士を演じたホアキン・フェニックスとマスター役のフィリップ・シーモア・ホフマン、実力派同士の演技の報酬は見応えたっぷりで、早くもオスカー候補との呼び声が高いが、会見でのホアキンは緊張気味で役作りについても「よく分からない」などと答えていた。

来年のアカデミー賞の大本命とも賞される『ザ・マスター(原題)』は、9月14日より全米公開。日本では来春に公開される予定だ。

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『ザ・マスター(原題)』作品紹介