日本の心を描いた『渾身』がモントリオール映画祭で上映、伊藤歩、青柳翔らが舞台挨拶

左から青柳翔、錦織良成監督、伊藤歩
左から青柳翔、錦織良成監督、伊藤歩
左から青柳翔、錦織良成監督、伊藤歩
『渾身 KON-SHIN』

隠岐諸島に伝わる20年に1度の遷宮相撲をモチーフに、家族の姿や日本の心を描いた感動作『渾身 KON-SHIN』。第36回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に出品されていた同作が、現地時間9月1日21時から公式上映され、キャストの伊藤歩、青柳翔と錦織良成監督が舞台挨拶を行った。

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錦織監督は映画について「日本人も見たことのない相撲の話です。そして家族の物語です」と説明。伊藤は「心、絆、家族の大切さを感じてください」と語り、青柳はフランス語で「少しでも多くのみなさんに感動してもらえたら」と語りかけた。

また観客からは、相撲の取り組み前に撒く塩について「映画のなかで白いものを投げていましたが、何ですか?」という質問が。錦織監督は「古代から人は、塩と水を非常に大切に扱ってきた。塩を撒くことで、神様に自分たちの誓いや本気さを伝えた。因みに、映画では2トンの塩を使用しました」と答えていた。

また、青柳に対して「相撲はどれくらいの期間練習したのか」「相撲の練習をひと言で言うと」という質問がなされ、青柳は「2ヵ月程度練習しました。(相撲の練習は)我慢のひと言につきます」と話していた。

映画の感想については「スモウは嫌だと思っていたけれど、見たら驚いた。感動した」と20代女性。50代の女性は「日本に行きたいと思った。素晴らしい風景と出会えた」と、作品を高く評価していた。

フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門は世界中から注目すべき映画を集めた部門で、今年は同作のほか『かぞくのくに』『僕の中のオトコの娘(こ)』『終の信託』が出品されている。

『渾身 KON-SHIN』は2013年1月12日より全国公開される。

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『渾身 KON-SHIN』作品紹介