悪ノリしまくりのブラックコメディ『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の公開を目前に控え、岡本夏生が登場するイベントが9月6日に都内試写室で行われた。
お騒がせコメディ俳優サシャ・バロン・コーエンが監督・主演した本作は、ニューヨークで難民となってしまった架空の国の独裁者アラジーン将軍が巻き起こす騒動を描いた作品。世界25ヵ国で初登場No.1の大ヒットとなる一方、10ヵ国以上で公開中止になった“笑撃”の問題作だ。
この日は、アラジーン将軍の側近“アラジーン・ガール”に自ら志願した岡本が、胸元全開、ヘソ出しホットパンツというセクシーな軍服姿で登場。この日の衣装について岡本は、「アラジーン将軍のまわりには将軍を守るための美女親衛隊アラジーン・ガールズがついてるけど、9月12日でいよいよ47歳の私がやるならこれくらい気合い入れた服装でないと」と説明。「胸パッド4枚で盛ってます」と上げ底について自ら暴露していた。
さらに「日本にも独裁者と言われるくらい毒を吐く男はいないの!?」とヒートアップし、「今の日本の首相って誰だっけ。野田なんて頼りない! へっぴり腰の政治家ばっかりじゃない」と政治家のダメさ加減を嘆いていた。
また岡本は、芸能界の厳しさについても言及。「私もちょっと前までは『あの人は今』くらいしかオファーがなかったけど、ヘアヌード写真もやらずに持ちこたえたのは持ち家があったから。一寸先は闇で、今売れていても『そんなの関係ねぇ』なんです」とコメント。ケガで休養中のスギちゃんについても「ここで3ヵ月休んだら、スギちゃん、間違いなく年内に消えちゃうね」とギリギリトークを繰り広げた。
映画については「見たけど、(字幕の)活字が多すぎてまったく意味が分からなかった」とマスコミを笑わせつつも、「おバカが世界を救うってのがいい。バカで下品なこと言いながら、実は真髄を突くようなメッセージがたくさん込められてる。税金の使い道や情報管理の怖さなどのメッセージが隠されている。なかなかテレビじゃここまで言えないというところを描いている」と絶賛していた。
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は9月7日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国順次公開される。
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