松たか子「順調に回復しております」と、大ケガをした兄・染五郎の状況を報告

2012.09.10

左から西川美和監督、江原由夏、木村多江、松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、笑福亭鶴瓶

小料理屋を営んでいた夫婦が火事ですべてを失ったことから、再出発のために結婚詐欺を始めることになる『夢売るふたり』。この映画の初日舞台挨拶が9月8日に新宿ピカデリーで行われ、松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、江原由夏、木村多江、笑福亭鶴瓶、西川美和監督が登壇した。

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松は「まだ始まったばかりなので、これからじわじわと、いろいろな方に見ていただければと思います」と挨拶。次いで「全く関係ないことで恐縮ですが、先日は兄の染五郎の事故でみなさまをお騒がせし、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。おかげさまで順調に回復しております」と心配される染五郎の状況を報告した。

阿部は「今日は舞台挨拶と映画を楽しんでいってください」と語り、西川監督が憧れだったという田中は「こんな素敵な方々とスクリーンで共演させていただいて光栄です。私自身、夫婦って何だろうって考えましたし、運命共同帯の強さ・恐ろしさ・美しさなど、いろいろなことを感じてもらえると思います」とコメント。鈴木は「『どうも、アンジェリーナ・ジョリーです』って言おうと思ったんですけど、さすがにちょっと勇気がなかったです」と明かし、笑いを誘っていた。

木村は「この映画を見た後にこの映画のことをお友だち同士で話しながら帰っていただけると嬉しいです」と話し、鶴瓶は「3年前に『ディア・ドクター』に出させていただいて、それ以来の舞台挨拶なので緊張してます。僕は夫婦で見たのでエライことになりました（笑）。しばらくそのことについて喋らなかったですけど、見ていただいたら分かると思います。カップルで来られたた方は、いろいろ考えながら帰っていただきたい」と意味深な挨拶。

そうしたなか、この映画でひとみ役を演じた江原は「未だに、このなかに並んで立っていることが信じられません。監督に大役をいただき初日を迎えられたことを嬉しく思っています」と語った。また江原は、役作りのためにウェイトリフティングにトライしており、先日行われた関東大会では見事2位に。そのときの銀メダルを披露すると場内からは盛大な拍手が送られていた。