第37回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に出品されていたタナダユキ監督の『ふがいない僕は空を見た』が、9月9日に同映画祭で上映され、タナダ監督が舞台挨拶を行った。
600名収容の会場は満席で、上映後は大きな拍手が沸き起こった。そんななか質疑応答に応じたタナダ監督は、窪美澄の同名小説を映画化した理由を聞かれ、「この小説が大好きでした。1つの町にいろいろな人が暮らしている。隣の人は果たして幸せなのか。いや、そうではないかもしれない──それでも、異なる人々が共存し社会を作り上げているというところが大変魅力的でした」と答えた。
大いに盛り上がった質疑応答だが残念ながら時間切れに。その後、タナダ監督はロビーでも観客たちからサインや写真撮影をリクエストされ、笑顔で応じていた。
同作は永山絢斗扮する高校生と、田畑智子扮するアニメ好きの主婦との関係を描いた“18禁”の人間ドラマで、コスプレ姿の濃厚なベッドシーンなどでも話題を集めている。公開は11月17日よりテアトル新宿ほかにて。
トロント国際映画祭は9月6日〜16日まで、カナダ最大の都市トロントで開催中。
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