山田杏奈と奥平大兼の青春ミステリー密室劇、原作者も「台詞量が多くてごめんなさい」

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早朝始発の殺風景
「WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景」
早朝始発の殺風景
早朝始発の殺風景

山田杏奈と奥平大兼、⻑くて独特な台詞回しをこなす

⻘崎有吾の原作小説をドラマ化した『WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景』(全6話)の2022年放送が決定。あわせて主人公の殺風景役と加藤木役を、山田杏奈と奥平大兼がW主演することが発表された。

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殺風景役の山田は、ひとつの空間の中での会話劇にわくわくすると同時に、ワンシーンと台詞の⻑さに苦労したと明かす。

「殺風景のクールさと、とある目的のための意思の強さを大切に演じさせて頂きました。各話魅力的なキャラクター、会話の中でひとつの真相が見えてくる面白さを是非楽しみにしていただければ」とアピールした。

加藤木役の奥平は、初めての連続ドラマ主演に強い責任感を感じたという。そして、山田と同様、全体的に⻑くて独特な台詞回しがとても印象に残ったと振り返る。

「僕が演じる加藤木は至って普通っぽい子ですが、山田杏奈さん演じる殺風景は特殊な役柄なので、実際にお芝居をするまで空気感やテンションなども予想がつかず色々な不安はありました。でも現場に入って時間が経つにつれ、特殊な殺風景を相手にするのが楽しくなっていきました。そこにキャラクターの個性が加わっていて、色々な場面で見応えがある作品だと思います」とアピールした。

“気まずさ”をテーマにした⻘春ミステリー

本作品は、早朝の始発電車、放課後のファミレス、観覧車の中など日常の風景が一瞬にして変化し、展開される高校生たちの“5つ”の密室会話劇。原作者の⻘崎いわく、「“気まずさ”をテーマにした⻘春ミステリーという、ちょっと変わったお話」。その上で、次のようにコメントした。

「この気まずさが難物でして、空気感や間合いなど、文章ではなかなか表現しづらい。 役者さんが演じ たらどうなるのだろう、とこっそり気になっていました。 今回答えを知れるので、 わくわくしてい ます。というか主演が山田さん&奥平さんなのでわくわくを通り越してびびっています。台詞量が多くてごめんなさい」

早朝始発の殺風景

(C)⻘崎有吾 /集英社

『WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景』(全6話)は、2022年にWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信される。

●各話のあらすじ
第一話:早朝始発の殺風景
お互い話したこともないクラスメイトの殺風景と加藤木が、なぜか早朝始発の列車で遭遇。早朝始発にわざわざ乗る理由は? それぞれの思惑は一体どこに? 男女の高校生がガラガラの車内で小さな謎の探り合いの会話を交わす。
第二話:メロンソーダ・ファクトリー
ある理由から通り魔事件の犯人を一緒に追うことになった殺風景と加藤木。そんな2人と同じ啄木高校に通う真田、詩子、ノギの女子高生3人は、いつものファミレスにいた。いつもの放課後、いつものメロンソーダ。ただひとつだけいつも通りでないのは、詩子が珍しく真田の意見に反対したことから始まった。
第三話:夢の国には観覧車がない
高校生活の集大成、ソレイユランドにフォークソング部の引退記念でやってきた寺脇。気になっている後輩の葛城もいっしょだ。今日こそは、絶対にこの思いを彼女に告げる! そう意気込んで迎えたこの日なのに、なぜ後輩の伊鳥と男2人で観覧車に乗っているんだろう……。
第四話:捨て猫と兄妹喧嘩
友人の吉永の誘いを断り家に帰る途中、麻は捨て猫を見つけ、ある事情で今は別々で住む兄貴の直文を呼び出した。半年ぶりに会ったというのに、兄貴の挨拶は素っ気ない。いかにも社交辞令って感じのやりとり。でも、違う。相談したいのは、こんなことじゃないんだ……。
第五話:三月四日、午後二時半の密室
煤木戶は、よりによって卒業式の今日という日に学校を欠席した。草間はそうでもなければ、いくらクラス委員だとしても家にまでお邪魔しなかっただろう。孤高でいて空気を読まない煤木戶の家にはなんか……。密室の中の慣れない会話は思わぬ方にころがっていき……。
最終話:啄木町の七不思議
通り魔事件から1年。殺風景と加藤木の二人が辿り着いた結末は? 各話の登場人物が総出演する。窮屈で息苦しい⻘春から脱出するまでの物語。

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