北野武監督最新作で、西田敏行、三浦友和、中尾彬ら超重量級俳優陣が舞台挨拶

左から加瀬亮、三浦友和、北野武監督、西田敏行、小日向文世
左から加瀬亮、三浦友和、北野武監督、西田敏行、小日向文世
左から加瀬亮、三浦友和、北野武監督、西田敏行、小日向文世
前列左から左から新井浩文、三浦友和、北野武監督、西田敏行、小日向文世、松重豊。後列左から中野英雄、中尾彬、加瀬亮、高橋克典、神山繁、塩見三省
北野武監督
三浦友和
加瀬亮
西田敏行
高橋克典
神山繁
中尾彬
小日向文世
塩見三省
中野英雄
松重豊
新井浩文

北野武監督が主演もつとめたヒット作『アウトレイジ』の続編となる『アウトレイジ ビヨンド』のジャパンプレミアが9月18日にイイノホールで行われ、北野監督をはじめ、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁といった超重量級の豪華俳優陣が登壇した。

『アウトレイジ ビヨンド』ジャパンプレミア、その他の写真

本作は、前作の抗争から5年後が舞台。先代亡きあと会長が交代して新体制となり、関東の頂点を極めた暴力団・山王会が政治の世界にまで手を伸ばし始めるなか、その横暴ぶりに業を煮やした警察が、関西の雄である花菱会が目を付け、一波乱を目論むといった内容だ。

山王会会長にのし上がった加藤を演じた三浦は「前作の1番最後で登りつめましたので、その人間の末路を見ていただきたいと思います」と挨拶。同じく山王会の若頭にまで登り詰めた石原を演じる加瀬も「今回は出世して若頭になったのですが、どうやら器じゃなかったようで」とひどい目に遭うことを匂わせると、その石原にコテンパンにいじめられる山王会古参幹部の富田を演じた中尾は「くさい役者ばかり揃えて、1番楽しんだのは北野監督でした」と語った。

一方、花菱会若頭の西野を演じた西田は「関西花菱会若頭……」と役になりきって渋く語り出すも、次の瞬間「ハマちゃんで〜す」と『釣りバカ』風で落とし笑いを誘った。続いて「僕ら生き残っているんですよね。て、いうことは……みたいなことも考えてる次第でございます」と満面の笑みを浮かべながら、続編があれば参加する気満々であることをアピール。

同じく花菱会の中田に扮した塩見は「憧れだった北野武監督作品で、緊張感のある時間を過ごせました」と話し、同会のヒットマンである城を演じた高橋も「高い緊張感と自由と、素晴らしい空気のなかで演じさせていただき本当に幸せでした」と振り返った。また、同会会長の布施を演じた神山は「俳優のみなさんの話を聞いていますと、みんな楽しんだっていう言葉がありますが、私も結構楽しんじゃったんですよね」と笑顔をのぞかせた。

前作に続き、マル暴担当の刑事を演じた小日向は「2作続けて片岡という刑事役でスクリーンに存在できたこと本当に感謝しています」と話し、同じくマル暴担当の刑事・繁田役を演じた松重は「私、ご覧の通りナリはでかいですがノミの心臓でして、現場では緊張のしっぱなしでした」とコメント。

前作でビートたけし扮する大友にカッターで顔を切りつけられた村瀬組若頭の木村を演じた中野は「前作は包帯ぐるぐる巻きでほとんど映っていなかったので、今回はちゃんと顔が映って出てるんだなってことを、わかってもらえると思っております」と話し、その手下を演じた新井は「ほかの映画だと1番強面なんですけど、見てわかる通り(自分が)1番可愛いです」と語り、会場を沸かせていた。

最後に北野監督は、高倉健の任侠映画や深作欣二監督の『仁義なき戦い』シリーズが日本の暴力映画の歴史を作ってきたことを挙げると、「たぶん、その後を『アウトレイジ』が続いていく。そういう映画を撮れたと思う」と語り、自信を伺わせていた。

『アウトレイジ ビヨンド』は10月6日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。

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