南沙良が主演、大西流星(なにわ男子)共演で描く不思議な家族の世界観
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映画『この子は邪悪』公開決定
ドラマ日曜劇場『ドラゴン桜』で話題を集めた南沙良が主演、大西流星(なにわ男子)が共演する映画『この子は邪悪』が今年22年に公開されることがわかった。
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南は、今回『ドラゴン桜』で演じた天真爛漫なキャラクターとは一転、辛い過去を持つシリアスな女性という難役。
「初めて挑戦させていただくテイストの作品だったので少し緊張していましたが、片岡翔監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました。お芝居をしているなかで、この物語の不思議な世界観に、私自身引き込まれる瞬間が何度かありました」と振り返る。
そして、本作品について、「家族の形というものが複雑化していく中で、『愛』の形を考えることのできる作品だと思います」とアピールした。
一方、大西は、自身が演じた四井純というキャラクターについて「名前の通りとても純粋で、母親の謎の病の原因を探るべく自分から行動でき、僕自身より遥かに大人」と分析。
「普段感じることのない感情になり、演じるのは難しかったですが、片岡監督と話し合いながら純くんの 人柄や作品の世界観を作り上げることができ、自分にとって勉強となる時間でした」と振り返る。
共演の南については、「僕より年下ながらしっかりとされていて、自分を持っている俳優さん」と賞賛した。
また、本作品については、「不思議な世界観で引き込まれていく映画となっています。人間模様がリアルに描かれており、所々ヒヤッとするシーンもあります。様々なキャラクターの視点でご覧いただくと、より楽しめると思います」とアピールした。
片岡監督自ら脚本に4年、30回以上の改稿を重ねたという本作品。監督は南と大西について、次のように絶賛した。
「主人公の花は物凄く繊細な感情表現が求められる役なのですが、南さんは僕が求めていることを少ない言葉で理解して、一発で的を射抜いてくる。その感覚の鋭さ、天才性に驚きました。大西さんは撮影中の成長が凄まじく、クライマックスでは仕事を忘れて見入ってしまうほどの芝居を見せてくれました」
家族を思う気持ちを利用した不思議な作品
本作品は、『哀愁しんでれら』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品の映画化。
心理療法室院長・窪司朗(玉木宏)の娘である花(南)はかつて一家で交通事故に遭い、司朗は足に後遺症が残り、母(桜井ユキ)は植物状態に、妹は顔に重度の火傷を負った。その事故で心に深い傷を抱えていた花のもとに、母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純(大西)が訪れる。花は純と次第に心を通わせていくが、ある日突然、司朗が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくる。司朗は「奇跡が起きた」と久しぶりの家族団らんを喜ぶが、花は違和感を覚える。
「この人、お母さんじゃない──」
『この子は邪悪』が今年22年に公開される。
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