板垣瑞生、出演作で“ひょっとこ”のお面を提案 その意図とは?

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板垣瑞生
(C)2022映画『君が落とした青空』製作委員会
板垣瑞生
板垣瑞生

松田元太(Travis Japan/ジャニーズ Jr.)と福本莉子がW主演を務める映画『君が落とした青空』より、板垣瑞生の場面写真が解禁された。板垣は、自前の“ひょっとこ”のお面を劇中で被ることを提案したという。

板垣瑞生がひょっとこのお面を被る劇中シーンの写真はこちら!

板垣瑞生、“ひょっとこ”のお面は自前「面白いんじゃないかなと思い現場に持っていきました」

本作は、全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」で切ない小説ランキング第1位を獲得し、2012年に書籍化、現在発行部数16万部を記録する櫻いいよ原作のタイムリープ・ラブストーリー。監督はYuki Saitoが務める。

主人公・水野実結役は、「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞し女優デビュー、『思い、思われ、ふり、ふられ』(20年)で浜辺美波とWヒロインとして出演し注目を集めた福本。とにかく素直で一生懸命、“思わず応援したくなる”等身大のヒロインを瑞々しく演じている。そんな福本演じる実結の彼氏・篠原修弥役は松田が務める。

今回、実結に密かな恋心を寄せる、本山佑人役・板垣の場面写真が解禁。佑人はオレンジの派手なパーカーが似合う、元気で明るい性格が魅力の原作には登場しない映画オリジナルのキャラクター。劇中、友達関係にある実結に自分の気持ちを打ち明けられず、彼氏・修弥との関係に悩む彼女を、持ち前のユーモアで笑わせる場面も。そのシーンで板垣が被ったのは、なんとひょっとこのお面。クランクイン最初のカットで、いきなり自前のひょっとこのお面をかぶって芝居をし始めた板垣にYuki Sato監督はとても驚いたそう。監督は「面白い役者だよと以前から聞いていたけれど、本当にそうだと思いました」と当時を振り返る。

このアイデア、自宅で台本を読んでいた板垣が、部屋を見渡した時にひょっとこのお面を見つけたことがきっかけ。板垣本人は「何かできないかなと思った時に、ひょっとこが目に入ったので試しに被って台本を読んでみたんですけど、面白いんじゃないかなと思い現場に持っていきました。NGなら仕方ない、くらいの気持ちでしたね」。

これには板垣なりの深い考えも。「ひょっとこと同じような面は狂言にも使われていて“うそぶき”と呼ばれるようなんです。うそぶくのは佑人もそうですよね。優しいが故に、自分の実結に対する恋愛感情を内に秘めて、とぼけて知らないふりをする。そういった意味もありました」だと板垣は語った。

『君が落とした青空』は2月18日より全国公開。