昭和を代表する“BUNGO(文豪)”が書き残した傑作短編を将来を担うキャストと気鋭の映像作家で描いた『BUNGO〜ささやかな欲望〜』。このオムニバス映画が9月29日に封切りとなり、角川シネマ有楽町で行われた初日舞台挨拶に石原さとみ、橋本愛、波瑠、水崎綾女が登壇した。
・『BUNGO〜ささやかな欲望〜』初日舞台挨拶、その他の写真
昭和を舞台にした作品にちなみ、この日は、それぞれが昭和のレトロファッションに身を包んで登場。『注文の多い料理店』で主演をつとめた石原は出演理由について「宮迫(博之)さん、冨永(昌敬)監督とお仕事をさせていただけることが嬉しくて『ぜひやりたいです』って答えました」とコメント。
劇中では、その宮迫から脚をマッサージされるシーンがあるそうで「椿オイルを塗っていたんですけど、お笑いの方ってオイルを塗ったりするのに慣れているのかなって思ったら、宮迫さんはヌルヌルした感じがイヤみたいで、脚をマッサージしてもらうシーンでは1回、私の足でオイルを拭いたんですよ(笑)」と暴露。「そのシーンが映画本編で使われています」とアピールした。
『鮨』に主演の橋本は、倍以上年齢の離れたリリー・フランキーと恋愛する役。その感想を問われ「リリーさんはすごく素敵な方で、すんなりと役同士で関係を持てたかな」と答えると、プライベートでは何歳年上までがストライクゾーンかと尋ねる質問には「まだ(自分の年齢が若く)統計が取れていないんです。でも、基本は中身だと思います」と話した。
また、『幸福の彼方』主演の波瑠は人妻役に初挑戦。「若い新妻という設定で、私も実際、家事は全然できないのでリアルだったんじゃないかと思います」と振り返ると、『乳房』主演の水崎は「『乳房』という言葉自体、あまり発したことがなかったので、取材などを受けていても『乳房』主演の〜と自分で言う度にドキドキしました」と照れ笑いを浮かべた。
その後、タイトルに絡めて、1人ひとりに「ささやかな欲望」を尋ねる質問も。これに橋本は「いろいろあるんですけど、今は制服が着たいです。(通っているのは)私服OKな学校で、制服も売っているんですけど、けちりまして(笑)。だから制服を着て学校に通うという、普通の16歳らしいことをしたいです」と回答。
同じ質問に波瑠は「たまに思うのは、自分がもう1人いたらいいなってこと。そうしたら、休日を満喫している自分と仕事を頑張る自分をフル活用できるし、ちょっと寂しいときにも一緒にいてくれる」と答え、司会から「自分に(もう1人の自分が)話しかけるなんて、波瑠さんちょっと疲れてません」と突っ込まれ、会場を沸かせていた。
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