フランス映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』が10月22日に第25回東京国際映画祭で上映され、主演女優のレア・セドゥとブノワ・ジャコー監督が、上映会場となったTOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。
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フランスの大手映画会社「Pathe」会長の孫娘で、プラダの香水のモデルもつとめるセレブ女優レア。コスチュームプレイの映画とは一転、現代的なショートカットで登場した彼女は「東京が大好きなので、映画を気に入ってくれれば嬉しい」と挨拶。日本で訪れてみたい場所を聞かれると「東京の街を迷子のようにブラブラしたい」と語った。
同作は、マリー・アントワネットの朗読係というこれまでにない視点からヴェルサイユ宮殿の裏側に迫った物語。ヴェルサイユ宮殿で撮影が行われたが、その感想を聞かれたレアは「宮殿を私たちで独占することができたことが嬉しかった。普通は許されていないところまで入ることができたから」と振り返った。
また、出演した感想については「このようなコスチューム劇をやりたいと思っていたから、とっても気に入ったわ。今のフランスには王制ははないけれど、王制が崩壊する瞬間は、フランスにとってとても大事な瞬間なので、(その時代を)演じることができてとても嬉しかった」と話していた。
一方、主演にレアを起用した理由を聞かれたブノワ監督は「すごく魅了されていたから、僕自身がオファーしたんだよ」と言ってから、「レアを見れば、みなさんおわかりでしょう?」と客席に問いかけ、客席から拍手が沸いていた。
『マリー・アントワネットに別れをつげて』は12月15日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開される。
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