ジャン・レノ主演最新作『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』の公開を目前に控え、レノが来日。パリの三ツ星レストランの厨房で繰り広げられる涙あり笑いありの映画に絡め、12月4日にフレンチの神様・ジョエル・ロブションの日本店で行われたイベントに登場した。
本作は、長年レストランの星を守ってきた有名シェフ(ジャン・レノ)がスランプになり、店の星を守るために、寄せ集めのシェフたちが奮闘するコメディ。映画を見終わったばかりの客にひと言挨拶を求められたレノは「サンキュー」と本当にひと言。その素っ気なさに笑いが起こると、もう少し長くと思ったのか「みなさん来て下さってありがとう」と短い言葉を付け加えた。
今回は三ツ星レストランのシェフを演じているが、プライベートではシェフの友だちが多いそうで、「ロブションは30年来の友人で、ピエール・ガニェールも友人だし、NOBUの松久信幸さんも30年くらい前からの知り合いです」とコメント。シェフという仕事に関しては「すごく敬意を抱いています。非常に難しい職業ですよね。毎日毎日クオリティーの高い料理を提供しなければならないし、食べに来るお客さんは厳しい方が多いですから」と話し笑いを誘った。
その後、日本の美食家代表して川島なお美が登場。流暢なフランス語で挨拶をした川島の印象を尋ねられたレノは「美しさに魅了されています」とコメント。一方、川島は映画について「名もない料理人でペンキ屋さんだったジャッキーが三ツ星レストランのシェフに就任するまでの涙あり笑いありのサクセスストーリーも素晴らしかったですし、奥様とのラブストーリーもステキでした」と述べると、「プラス、ジャン・レノさん扮する三ツ星レストランのシェフが自分の栄光を捨てて愛に生きる。そちらのストーリーもステキで、三ツ星以上の素晴らしい作品でした」と話した。
また川島は、食事は愛というスパイスがあってさらに美味しくなるという本作のテーマについて聞かれると、「私もシェフパティシエである主人(鎧塚俊彦)に毎日ご飯を作っているのですが、とにかくヘタでも愛を込めています。私はレストランをやっているわけではありませんが、彼にとっては三ツ星でいたいなと思っています」と回答。
レノも「とてもシンプルなことで、すべてのことには愛があると思う」と川島の意見を後押しすると、「男性のみなさんにアドバイスをしたい。女性のために料理を作るのは、非常に有効な誘惑の武器ですよ!」と語りかけ、川島も大きく頷いていた。
『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』は12月22日より銀座テアトルシネマほかにて全国順次公開となる。
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