1月28日に映画『ノイズ』の公開初日舞台挨拶が開催され、W主演の藤原竜也、松山ケンイチの他、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏、廣木隆一監督が登壇。本作にまつわるトークで会場を盛り上げた。
藤原竜也らが永瀬正敏撮影の写真に感激!
ようやく初日を迎えた気持ちを聞かれた藤原は「監督の元、知多半島でひと月弱かけてここにいるメンバーと作った作品です。大変な状況の中、初日を迎えられて嬉しく思います」と安堵の表情を浮かべる。藤原演じる泉圭太、松山演じる田辺純、神木演じる守屋真一郎の幼なじみ3人が、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを誤って殺してしまい、その死体隠しから始まるというこれまでにあまりない展開で物語が進んでいく本作。
そのためこれまでのイベントでは終始ネタバレを気にしながらのトークが印象的だったが、今回のイベントは初日の上映後イベントということもあり、「みんなで今日まで宣伝活動をしていたけど、なかなか言えないことだらけで、喋りたくても喋れないことが今日は話せるから嬉しい」と藤原も少しリラックスした様子で挨拶。また松山も「今日を迎えられたことを嬉しく思っています。実は舞台袖で、2つだけ(スタッフから)喋るなと言われたことがあるので…」と話し始めると、思わず「ダメダメそれは!」と話を遮る藤原。それに対し松山は、「竜也さんが言ってしまわないか心配(笑)」と返し、公開を迎えても尚ネタバレを気にする恒例のやり取りで会場の笑いを誘っていた。
撮影中に永瀬本人が撮った写真をスクリーンに投影しながら、撮影現場を振り返ったトークパートでは、スクリーンに本作の見どころでもあるワンカット長回し撮影現場での、藤原と松山による自主練の様子を撮影した1枚が投影されると、松山は「僕たちは撮られていることは知らないので、あらためて見るとこんな感じで自主練ってしてるんだなぁと思いますが、2人とも弁当にあたったとかじゃないですよね?(笑)」とお茶目な回答に、すかさず「違う(笑)」と永瀬がツッコミ。会場から笑いが起こると、藤原も「そんな感じにも見えますけどね。相当腹が痛そう!」と乗っかる姿も。
長回しの撮影について聞かれた藤原は「楽しかったですよ。監督のエネルギーとスタッフの技術力にカバーして頂きながら、監督は『舞台は用意した。あとは好きにやってみてくれ』という感じだったので、テンションが上がりつつ良い緊張感があったシーンだったと思います」。
続けて松山も「楽しかったですね。(自主練によって)竜也さんの演技に殴られる準備が出来た。この撮影が終わった後ぐったりして動けなかったんです(笑)」と、エネルギー消費の激しい撮影エピソードを明かしてくれた。監督も「なんでワンカットかって、2人の芝居が本当に面白くて、映画の中に焼き付けて撮らなきゃいけない。これをこま切れにしてもしょうがない。2人のパワーをどうしても映画に収めたかった」と長回しにこだわった熱い思いを語った。
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続いて、永瀬が「今回ちょっと特別な物もあって、最初の緊急事態宣言が発令された時に引き籠っていたんですけど、自分の身の丈に合ったことで何か伝えられるものがあればな、と毎日インスタに笑顔の写真を載せていたんです。その趣旨に賛同してくれて撮らせて頂いた写真です」と思いを語っていた、藤原、松山、神木の笑顔の写真が三連続で投影。
満面の笑みを浮かべる藤原の写真に、圭太の妻を演じた黒木は「この笑顔がある時は本当に幸せで、かわいい娘もいて、でも私は皆さんやどうなっているか知らない役どころなので、(島を守るために)秘密を背負いながら家族を守って居たんだなと思うと素敵な旦那さんを持ったなと思いました」。
劇中では笑顔の無い役を演じた松山は、笑顔咲く自身の写真に対して「この現場でこういう顔ができたのは、永瀬さんのおかげなんだなぁと思いました。僕達は永瀬さんを見て育ってきた部分もあるので、尊敬する俳優に撮ってもらうことは幸せなことでした」と喜びのコメント。
神木も自身の写真を見て「僕も映画の中では(共犯者として)秘密を抱えながら、過ごしているので笑顔が少ない役なんですけど、永瀬さんにこの写真を撮って貰って一瞬だけでも”共犯”というプレッシャーが溶けた瞬間だと思います」と先輩俳優の存在の大きさを改めて感じていた。
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