若手新人監督・亀山睦実(かめやま・むつみ)が世界進出に向けて自身のキャリア成長にフォーカスをあてた実録式ドキュメンタリー映画『世界で戦うフィルムたち』が、2022年冬より全国公開されることが決定した。
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寺島しのぶ、清水崇監督らにインタビュー敢行!
亀山監督は、映画『12ヶ月のカイ』(20年)で米フェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭にて日本人初のSFコンペ部門最高賞を受賞した人物。本作は、亀山監督自身が海外映画祭にて約20日間の現地取材および各界著名な方々にインタビューした映像などが収められている。
インタビュー対象者には、寺島しのぶ、リドリー・スコット製作指揮ドラマシリーズで主演をつかんだハリウッドで活躍する女優・祐真キキ、北村龍平監督、清水崇監督、カンヌをはじめとした海外映画祭で活躍する深田晃司監督、片山慎三監督、小説版「スター・ウォーズ」著者であるマイケル・A・スタックポールら、各界著名な方たちが含まれる。
当時を振り返って亀山監督は「このコロナ禍にたった1人で、言葉も通じない海の向こうへ飛び出す。正気の沙汰ではないと自分でも思いました。けれどもそうしなければ『12ヶ月のカイ』に関わった皆の努力が報われないどころか、自らのキャリアさえも捨てることになってしまう。海を渡るか、映画をやめるか、背水の陣でした。覚悟を決めて始めた試行錯誤の1人旅ではありましたが、記録を進めていくうちに、私のような新人監督を応援し励まし、癒してくださるたくさんの方々に出会うことができました。皆一様に『面白い映画を作りたい』と熱い気持ちを持ち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています」と語る。
本作のプロデューサーを務めたノアド代表・浦野大輔は「“1億人から70億人を視聴者に映画を作る”ことを意識しなければ、未来は明るくないと感じています。はたしてどんなものが面白いと思ってもらえるのか? 言語も文化も違う世界にまずは飛び込まないと何も見えてきません。この映画をきっかけに対話が生まれ、あらゆることが浮き彫りになっていくことを期待しております」とコメントを寄せている。
『世界で戦うフィルムたち』は2022年冬より全国公開。
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