気難し屋のアンソニー・ホプキンス、ロンドンプレミアでお茶目な仕草を披露!

左からヘレン・ミレン、サーシャ・ガヴァシ監督、アンソニー・ホプキンス
左からヘレン・ミレン、サーシャ・ガヴァシ監督、アンソニー・ホプキンス
左からヘレン・ミレン、サーシャ・ガヴァシ監督、アンソニー・ホプキンス
夫婦役を演じたヘレン・ミレン(左)とアンソニー・ホプキンス(右)
夫婦役を演じたヘレン・ミレン(左)とアンソニー・ホプキンス(右)
ヒッチコックになりきったアンソニー・ホプキンス(『ヒッチコック』より)

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督を名優アンソニー・ホプキンスが演じた映画『ヒッチコック』。そのロンドンプレミアが12月9日に行われ、ホプキンスと、ヒッチコックの妻アルマを演じたヘレン・ミレンが初めて2ショットで登場した。

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共にオスカー受賞者であるホプキンスとミレン。ホプキンスは「今さらながらだが、ヒッチコックは大スターだし多くの人々に影響を与えたんだ」と巨匠の素晴らしさを改めて説明。その妻アルマについては「アルマはヒッチコックに指示を与え映画を編集した実力者だ。女性の直観や知恵のおかげで、ヒッチコックには見えないものが見えたんだ」と高く評価していた。

一方、ヘレンも自身が演じたアルマについて「この物語は結婚と仕事の成功例よ。彼女はヒッチコックの影というより同等に優秀だったの」と語っていた。

監督はスマッシュヒット作『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を手がけたサーシャ・ガヴァシ。ヒッチコックについて「スピルバーグからキューブリックまで、誰もがヒッチコックの影響を受けている。女優との複雑な関係は有名だが、妻アルマが多大な協力をしたことは知られていない」と解説。また自作については「この映画をヒッチコックのモノマネにはしたくなかった。最初はそっくりのメイクにしたが、それだとアンソニーがヒッチコックを演じるという面白さが失われてしまうからね」と語った。

同作は、『サイコ』の舞台裏で展開したロマンスや愛の葛藤を通じ、ヒッチコックと妻アルマの知られざる物語を描いた作品。11月23日に全米で封切られ、前週より133スクリーン増えた183スクリーンで現在公開中と小規模ながらも興収173万ドル(約1億4000万円/1ドル80円計算)を稼ぎ出すスマッシュヒット。今週末にはさらに570スクリーン以上の拡大公開となる予定だ。

日本では2013年春より全国公開される。

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