福山雅治が父親役に初挑戦。「経験がないので不安でした」とコメント
是枝裕和監督がメガホンを取り、福山雅治が主演する映画『そして父になる』。この作品の公開日が2013年10月5日に決定し、あわせて尾野真千子、真木よう子らが出演していることが発表された。
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本作は、ある日かかってきた病院からの電話で、6歳の息子が実は出生時に病院で取り違えられた他人の子どもだったことを知らされるいう物語。この作品で福山は初の父親役に挑戦。血のつながりを選ぶのか、それとも過ごしてきた6年間という時間を選ぶのかという選択を迫られ、悩みながらも成長していく父親役を演じている。
福山の妻役を演じるのは尾野。また、取り違えられたもう1組の夫婦役に、福山とは大河ドラマ『龍馬伝』で夫婦役として共演した真木と、リリー・フランキーが扮し、ほかに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲といった是枝作品ならではの豪華キャスト陣が脇を固めている。
初の父親役について福山は「経験がないものですからどうしたらいいか不安でしたが、是枝さんと話して、また台本を読んで、いわゆる父性が全面に出ているタイプの父親像ではなかったのでやりやすかったです」とコメント。是枝監督については「シンガーソングライターのような方だな」と印象を述べ、「実際にお会いする前は、過去にドキュメンタリーを撮っていたということもあり、役者に対してやや残酷な切込み方、というか追い込み方をされるのかなと予想していたのですが、実際は真逆でした。それが素敵だと思いましたし、逆に凄みであると思いました」と話している。
尾野は「この世界に入った頃から是枝さんを注目し、出たい出たいと思っていたので素直に嬉しかったです。やっていくうちセリフや気持ちがどんどん変わっていくスタイルはめずらしく、ワクワクしたし楽しかったです」とコメント。
真木も「憧れだった是枝組はとても穏やかな現場で静かな気持ちで真摯に役と向き合える場所でした。リリーさんとの夫婦役は照れ臭かったですが、擬似夫婦体験、悪くなかったです。福山さんとは以前共演していますが、今回のような嫌なやつも意外とハマってるな、と。見たことがない福山さんが見られると思います」と語っている。
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