毎年恒例となったムビコレ編集部が選ぶ今年の重大ニュース。2012年も様々な出来事が起こった映画界のニュースを中心に(芸能系も含む)、編集部が独断で10本選んでみました。【後編】となるこの記事では、第5位〜第1位を発表します。
【第5位】……『テルマエ・ロマエ』が予想外の大ヒット!
今年の映画興行で、予想外の大健闘をみせたのが興収59.8億円を記録した『テルマエ・ロマエ』だ。古代ローマの浴場設計技師が現代日本のお風呂にタイムスリップするという奇想天外なストーリーと、阿部寛をはじめとする日本を代表する濃い顔俳優陣が古代ローマ人を演じたことも話題の本作。「面白い」という声はあったものの、ここまでの大ヒットを予想していた人は、業界広しといえども、たぶんいなかったのではないだろうか? 何にせよ、おめでたいニュースなので堂々5位にランクイン!
【関連記事】
・59億円超の大ヒット『テルマエ・ロマエ』が台湾でも興行ランキング1位に!
【第4位】……トニー・スコット監督、新藤兼人監督、若松孝二監督死去
『トップガン』のトニー・スコット監督、『一枚のハガキ』の新藤兼人監督、『キャタピラー CATERPILLAR』の若松孝二監督と、今年も多くの映画人が惜しまれながらこの世を去った。また俳優でも、年末になって飛び込んできた歌舞伎役者の中村勘三郎をはじめ、大滝秀治、地井武男と名優がこの世を去った。謹んでご冥福をお祈りする。
【関連記事】
・新藤兼人監督100歳で死去。遺作舞台挨拶では「みなさんとお別れです」と挨拶
【第3位】……『ダークナイト ライジング』上映館で銃乱射事件
7月20日に米コロラド州デンバー近郊オーロラの映画館で『ダークナイト ライジング』の上映中に銃乱射事件が起こり、大勢の命が失われる痛ましい事件が起こった。逮捕されたのはコロラド大学の大学院に通うジェームズ・ホームズ容疑者で、『バットマン』シリーズの悪役「ジョーカー」を名乗っていた。この影響で、世界中で予定されていた同作のプロモーションイベントの多くが中止となった。
【関連記事】
・死者12名の映画館銃乱射事件でアン・ハサウェイは涙、ノーラン監督も哀悼の意
【第2位】……ディズニーがルーカスフィルム買収。2015年には『スター・ウォーズ』新作も!
今年、最大のニュースと言えそうなのが、ディズニーがルーカスフィルムを40億5000万ドルで買収し、『スター・ウォーズ』シリーズの新作を2015年に全世界公開すると発表したこと。『エピソード7』にあたる新作では、スティーヴン・スピルバーグがプロデューサーを、キャスリーン・ケネディが製作総指揮をつとめ、ルーカスはクリエイティブ・コンサルタントとして製作に携わり、第一線からは退くという。ディズニーの遺伝子を組み込み、新『スター・ウォーズ』がどのような作品に仕上がるのかにも注目だ。
【関連記事】
・ルーカスフィルムがディズニー傘下に。売却益の大半はチャリティにあてる意向
【第1位】……沢尻エリカ、体調不良でPR活動に参加せずも映画は大ヒット!
2012年の前半において、映画界の話題をかっさらったのが『ヘルタースケルター』主演の沢尻エリカだ。今年2月に行われた撮影現場会見では元気な姿を見せていたが、5月半ばに突如、体調不良を理由に本作のPR活動を休止。その後、初日舞台挨拶で復帰するまで2ヵ月間に渡って、主演の沢尻がまったくプロモーションに関わらないという異例の事態が巻き起こった。
そのことが逆に話題を呼び、映画は興収21億円を超える大ヒット。りりこ主演の『ヘルタースケルター』ではなく、沢尻エリカ主演のリアリティショーを見せられたような、そんな錯覚に陥るほど、この映画における沢尻は強烈な印象を残した。
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
ダイアン・キートン主演『アーサーズ・ウイスキー』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.01.04 -
齊藤工のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『大きな家』
応募締め切り: 2024.12.27