清野菜名「仕事も家事も、やりたいことも全てこなしたいのに、現実はそんな甘くはない」
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阿部寛が捜査一課刑事から一転…『異動辞令は音楽隊!』
日曜劇場『DCU』で水中捜査官を熱演し話題の阿部寛が、捜査一課で現場一筋の鬼刑事から一転、広報課音楽隊配属を命じられる映画『異動辞令は音楽隊!』が、8月に全国公開される。このたび、新キャストが発表された。
・阿部寛、『ドラゴン桜』の次は鬼刑事! …だけど左遷されて音楽隊へ入隊!?
新たに発表された追加キャストは、清野菜名、磯村勇斗のほか、高杉真宙、倍賞美津子、板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳といった、阿部演じる主人公・成瀬司を取り巻く個性豊かな人物たち。
警察音楽隊のメンバーで、育児と音楽隊の両立に悩む交通課のトランペット奏者・来島春子を演じる清野は、撮影が始まるまでの3ヵ月、トランペットの練習に励んだという。
「先生に稽古をつけていただいたり、個人的にスタジオを借りて1人で練習したり、自宅で楽譜と睨めっこしたり。毎日、部活動の様に過ごしました。完璧に吹かなければ、という思いばかりが先行し過ぎて焦っていたのですが、撮影が始まる直前、内田英治監督から “完璧に吹けなくてもいいので気持ちで吹いてください”とおっしゃっていただけた時、春子というキャラクターの基盤が自分の中で出来たような気がします」と明かす。
そして、「仕事も家族の事も、自分のやりたい事も全てをこなしたいのに、現実はそんな甘くはない。そんな葛藤を抱えながら生きている、等身大の母親を演じました。猛暑の中、音楽隊の皆さんと演奏した時間は私にとって人生2度目の青春です」と格言めいた発言まで飛び出した。
成瀬の部下として捜査一課で働く真面目な若手刑事・坂本祥太を演じた磯村は、内田監督と現場で熱いやりとりを重ねた様子。
「ワンシーンに掛ける時間が限られている中、何度も挑戦させてもらえる現場は貴重であり、妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添って下さった阿部寛さんに感謝しかありません。このような素晴らしいチームに出会うことが出来、僕にとって大切な作品になりました」
その上で、本作品については、「音楽は勇気を与えてくれます。是非この作品を見て、あたたかい気持ちになっていただけたらと思います」とアピールした。
そのほか、自動車警ら隊所属のサックス奏者・北村裕司役に高杉真宙。成瀬の母・幸子を倍賞美津子、彼の一人娘・法子を見上愛が演じる。
さらに、自動車警ら隊所属でチューバを担当する国沢正志役には板橋駿谷、音楽隊隊長兼指揮者の沢田高広役に酒向芳、交通機動隊所属で成瀬のパーカッション指導を担当する広岡達也役に渋川清彦、そして県警本部会計課所属のカラーガードリーダー・柏木美由紀役にモトーラ世理奈がキャスティングされた。
捜査一課の鬼刑事がまさかの警察音楽隊に
本作品は、内田監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマ。
犯罪捜査一筋の鬼刑事・成瀬司は、部下にやたら厳しく、犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男で、一人娘・法子とも、捜査を理由に約束を守らないような仕事バカだった。高齢者を狙った「アポ電強盗事件」において、勘だけで疑わしい人間を令状も無くパワハラ捜査をしていたところ、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうとたかをくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの「警察音楽隊」だった──。
『異動辞令は音楽隊!』は、8月に全国公開される。
[訂正のお知らせ]
訂正前:自動車警ら隊所属のトロンボーン奏者・北村裕司役に高杉真宙
訂正後:自動車警ら隊所属のサックス奏者・北村裕司役に高杉真宙
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