ゴールデングローブ賞で5部門にノミネートされるなど、賞レースで本命視されている『ジャンゴ 繋がれざる者』。この映画のヨーロッパプレミアが現地時間1月4日にローマのシネマアドリアーノで行われ、クエンティン・タランティーノ監督をはじめ、主演のジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソンらが登場した。
・『ジャンゴ 繋がれざる者』ヨーロッパプレミア、その他の写真
本作はマカロニウエスタンにオマージュを捧げた作品で、『ジャンゴ』というタイトルは、マカロニウエスタンの傑作『続・荒野の用心棒』の原題(Django)でもある。
熱い歓迎を受けたタランティーノ監督は「イタリアの映画をもとにした映画を作ると、ここに来てこんな興奮を味わえるのは夢のようだ」と語り、ジェイミーは「タランティーノはこれまで仕事をしてきたなかで最も素晴らしい監督だ。今回は奴隷を背景にした西部劇がテーマで、馬に乗ったりして、すべての経験がアメイジングだった。アメリカでは映画も大ヒットしていて素晴らしいよ!」とコメント。
ケリーは「クエンティンは映画を作ることに恋をしているの。彼がもっとも過ごしたい場所はセットなのよ。24時間ずっとね。だから彼と一緒に仕事をすると、そのパッションは伝染するし、刺激的だわ!」と話し、サミュエルも「いつも通り素晴らしいよ。イタリアの人々は素晴らしいね!」と口にした。
プレミア上映の壇上では、『荒野の用心棒』をはじめとしたマカロニ・ウエスタン作品の作曲で有名なエンニオ・モリコーネから、タランティーノ監督にローマ映画祭功労賞が授与された。
また、ジャンゴ一行は現地時間1月7日にはパリでのプレミアにも登場。タランティーノ監督作の『イングロリアス・バスターズ』でヒロインを演じたフランス人女優のメラニー・ロランが応援に駆けつけた。
さらに、翌1月8日(現地時間)にはベルリンのプレミアにも登場し、クリストフ・ヴァルツやタランティーノ監督らは、ファンの大歓声に迎えられていた。
『ジャンゴ 繋がれざる者』は3月1日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。
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