トム・クルーズが正義のためには手段を選ばないアウトローヒーローを演じた『アウトロー』。この映画のジャパンプレミアが1月9日に東京国際フォーラムで行われ、クルーズとロザムンド・パイク、クリストファー・マッカリー監督が登壇した。
この日の昼に行われた記者会見ではラフな格好で姿を現したクルーズだが、プレミアにはノーネクタイながらもスーツでビッシッと決めて登場。レッドカーペットに500人、プレミア試写を見るホール内には2700人ものファンが押しかけ、寒さも吹っ飛ばす熱気ムンムンのなか、イベントが行われた。
ファンサービスに定評のあるクルーズとあって、レッドカーペットでは約2時間に渡って、ファン1人ひとりと目を合わせながら、気軽にサインや写真撮影に応じていた。
その後はホールで舞台挨拶。劇中で使ったクルマと同型の真っ赤なシボレーと共にせり上がって登場したクルーズは「東京でのプレミアをありがとうございます。本当に素晴らしいイベントです。この映画をみなさんとシェアできることはエキサイティングです。映画を楽しんで下さい。2013年が素晴らしい年であることを祈ってます」と語ると、日本語で「アリガトウ」と挨拶。
スタントなしでのカーチェイスに挑んだことについては「全然平気だったよ。冗談です(笑)。とても怖かったです」と話すと、「とにかく高速で、8台パーにしました(笑)」とコメント。「信じられないと思いますがこの映画はCGが使われていないんです。ファイトシーンにもカーチェイスにも使っていません」と生身のアクションであることをアピールした。
また、演じたジャック・リーチャーというキャラクターについては「とても素敵なキャラクターでした。ユニークなキャラクターで自分のモラルを持っていて自分のやり方がある」と気に入った様子で、「格闘シーンもたくさんあって楽しいですよ。ぜひ楽しんで下さい」と話した。
そんなクルーズについて、マッカリー監督は「1番大変だったのは彼をクルマから出すこと。どんどん運転するので大変でした」と振り返り、ヒロインを演じたパイクは「女優としてこのような素晴らしい役に出会えたことは貴重なこと。この2人(クルーズと監督)から多くを学び教わりました」と話していた。
『アウトロー』は2月1日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。
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