WOWOWの連続ドラマ『男と女の熱帯』の舞台挨拶が1月10日にスパイラルホールで行われ、キャストの藤原紀香と渡部篤郎、脚本を手がけた相沢友子と生野慈朗監督が登壇、ドラマの見どころなどを語った。
・藤原紀香、渡部篤郎らが登壇。『男と女の熱帯』舞台挨拶、その他の写真
同作は、2004年に死去した人気脚本家・野沢尚が生前に温めていた企画を映像化したもので、過酷な状況のなかで出会った男女が墜ちていく姿を描き出す。生野監督は「墜ちていく男と女が美しく描かれていて、野沢さんはすごいなと思った」と作品の魅力を力説した。
その墜ちていく男と女を演じたのが渡部と藤原。初共演の感想について藤原は「これまで渡部さんとお会いしたことはなかったのですが、現場でもすごく頼りがいがあった」とすっかり心酔した様子。さらに「すごく面白いのが意外でした。日本男児というイメージがあったのですが、ヨーロッパ的なイメージも感じた」と素顔を明かし、話題の豊富さも魅力的だったと話していた。
渡部とは旧知の仲という生野監督もその魅力に言及。「現場ではせっかちで、『早くやれ、早くやれ』とうるさいのですが、カメラの前に立つとものすごい存在感」と絶賛。また、ドラマ『あなたの人生お運びします!』(03年)で藤原とも組んだ監督は、彼女について「女の人生を描かなければいけないので今回は難しい(役)かなと思っていたけれど、あの頃よりもたおやかになり、柔らかいお芝居になっていた」と感慨深げに語り、「人生、色々あったと思います」と様々な経験が藤原を変化させたことを示唆していた。
藤原の美しさにスタッフが釘付けになってしまったという濃厚なラブシーンも見どころのひとつで、藤原は「衝撃的なシーンですが、脚本が素晴らしかったのでとてもスムーズに(役に)入れました。渡部さんの息づかいなどを感じ取りながら演じていれば大丈夫だと思っていました」と渡部にリードされたことを明かした。ラブシーンの映像については「こんなにキレイに描いていくれたんだ。誇れるラブシーンになった」と笑顔を浮かべ、「相手が渡部さんだったからできた」と感謝していた。
そんな褒め言葉を照れくさそうに聞いていた渡部は「藤原さんはステキでした」と褒め返してから、「だから、より多くの人にWOWOWに加入していただければ」とアピールし、客席の笑いを誘っていた。
作品について監督は「地上波ではちょっと見られない感じの大人のラブサスペンス」と胸を張ってから、「なので、たくさんの人に加入していただければ」と渡部に同調。相沢も「いろいろなことを考えさせられ、いろいろな角度から楽しめると思います」とアピール。渡部は「みんなで誠実にドラマを作っていますので、いろいろな方に見ていただければ」と語り、藤原は「冬なのに汗がにじみ出てくるようなシーンも多い。大人が楽しめるドラマです」と話していた。
『男と女の熱帯』は1月20日の夜10時よりWOWOWで放送スタート。第1話は無料で、全6話の放送となる。
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