綾瀬はるか、カタブツな長谷川博己が「とても愛おしく、ずっと見ていたい」

#100%ORANGE#渡辺謙作#綾瀬はるか#花束みたいな恋をした#長谷川博己#髙橋秀実

はい、泳げません
(C)2022「はい、泳げません」製作委員会
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長谷川博己、綾瀬はるか共演『はい、泳げません』

『花束みたいな恋をした』の製作プロダクション・リトルモアによる、長谷川博己主演、綾瀬はるか共演の映画『はい、泳げません』が6月に公開される。このたび、ティザーポスターが公開された。

公開されたポスターのデザインを手掛けたのは、及川賢治と竹内繭子によるイラストレーターユニット・100%ORANGE。書籍や広告などのイラストレーションを幅広く手がけ、新潮社の「Yonda?」に登場するパンダでも多く知られている。生き生きとしたチャーミングなデザインが本作品の生命力溢れる魅力を巧みに現している。

はい、泳げません

長谷川は撮影を終え、「役柄としてもこの作品に向き合うことにしても身体と思考をフル回転させて臨まなければならないものでしたが、最終的にその疲れは心地のよいものでした。渡辺謙作監督とは創作過程でぶつかることもありましたが、この作品を作るにあたって必要なことだったのかもしれません。『映画を作る』という行為は、様々な試練や衝突、そして自問自答を繰り返しながら作っていくものなのだと改めて実感した現場であり、それがどこかこの映画のテーマともつながって見えました」と振り返る。

また、綾瀬とは大河ドラマ『八重の桜』以来の共演となるが、「滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、益々華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました」と語っている。

一方の綾瀬は、ほとんどがプールで行われた撮影だったこともあり、「終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました」と振り返る。

「長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました」と長谷川の印象を語り、本作品については、「できなかったことができるようになる。それで少し視界が広がったような、そんな出来事が皆様に訪れることを心から願ってます。そして、この映画をご覧頂いて、水泳でなくても、何かに挑戦してみようと思って頂けたら幸せです」とコロナ禍の観客にエールを送った。

ノンフィクション作家・髙橋秀実の著書の映画化

本作品は、第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞しドラマ化もされた著書『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や、第10回小林秀雄賞受賞の『ご先祖様はどちら様』等で知られるノンフィクション作家・髙橋秀実の同名著書の映画化。

物語は現代。大学で哲学を教える小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香(うすはらしずか)だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。それは、ある理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だった──。

『はい、泳げません』は、6月に公開される。