豪華絢爛な韓国王朝時代を舞台に、暴君の王の影武者となった男の成長を描いた時代劇『王になった男』の大ヒット祈願イベントが1月29日に新宿バルト9で行われ、主演のイ・ビョンホンと岩下志麻が登場した。
・イ・ビョンホン、岩下志麻が登場の『王になった男』イベント、その他の写真
ビョンホンの大ファンということで花束贈呈に駆けつけた岩下。憧れの人との初対面をはたしウットリした様子で、映画については「ビョンホンさんの1人2役が素晴らしかったです」と大絶賛。ビョンホンは「素晴らしい先輩に褒めていただいて身の置き所がないような気持ち」と恐縮しながらも、「もちろん、こういう公式の場なので、悪いことは言えないと思いますが」と茶目っ気たっぷりの笑顔を浮かべ、岩下は「そんなことないです」と本心であることを強調していた。
韓流ドラマ『オールイン』を見て以来のファンという岩下。出演作はほとんど網羅しているそうで「ステキで格好良くて素晴らしい。のめり込む役作りの姿勢も素晴らしい。同じ俳優としていつも感心しております」と褒め称えると、ビョンホンはおどけた笑顔でピースサインを出し会場を沸かせた。
共演も熱望している岩下に司会が「もし共演するとしたらどんな役を?」と聞くと、「突然で戸惑いますけれども」と言いつつも「ビョンホンさんがちょっと屈折した韓国の御曹司で、私が韓国で事業をしている女社長。パーティで出会って事件に巻き込まれるというステキなミステリーがあったらいいと思います」と、かなり具体的に回答。思い入れの強さをうかがわせた。
次いで押印式が行われ、映画のキャッチコピーが書かれた書にビョンホンと岩下がタイトルを押印し映画のヒットを祈願した。最後の挨拶でビョンホンは「最近の何年かは重い、怖い映画に出演していましたが、今回の作品は楽しんでいただけると自信を持ってオススメしますので、ぜひご覧ください」とアピールしていた。
その後、囲み取材が行われ岩下が登場。『オールイン』を見たのは夫である篠田正浩監督から「ステキな俳優さんが出ている面白いドラマがある」と勧められたのがきっかけだと明かし、「それ以来、ハマってしまって、夫婦で毎回見ておりました」とコメント。
共演についても「いずれはしたいとずっと思っていて、いろんな方がいろんな企画を考えてくださっているのですが、実現しない」と残念そう。「今日お会いできて、ぜひ共演したいと改めて思いました」と意欲を見せていた。
初めて会った印象については「思った通りの方で、とても誠実でステキな方でした。礼儀正しくてイスを引いてくれたり水を出してくれたり、細やかな気配りをしてくださって」とベタ褒め。自身の出演作以外の映画イベントへの登場については「実はアラン・ドロンの大ファンで、20代の頃に来日したときに、花束を持って駆けつけたことがあり、それ以来。何十年ぶりです」と頬を赤らめていた。
映画については「1人2役は本当に難しいのですが、見事に演じられていて素晴らしかった」と同業者ならではの感想。「主人も素晴らしかった、面白かったと言っていました」と話し、「日本でも大ヒットすることを心から祈っております。みなさま、ぜひ劇場に足をお運びください」とアピールしていた。
『王になった男』は2月16日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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