板野友美がAKB48を卒業することが、映画初日に電撃発表された。
2月1日に公開初日を迎えたAKB48の激動の1年を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』。初日とあってこの日は、板野をはじめ、高橋みなみ、篠田麻里子らが舞台挨拶に登壇したが、卒業が発表されたのは、この舞台挨拶ではなく映画本編のなか。
本作は、これまでマスコミ向けの試写会などでも、一部、完成していないところがあると発表されていたが、そこが卒業について触れた板野のインタビューで、映画は完成していなかったのではなく、初日までその部分を隠していたようだ。
舞台挨拶は上映後に予定されていたため、すでに観客は板野の卒業を知っている。それを受け、司会が、まずは板野のみを呼ぶと、場内からは温かい拍手が沸き起こった。
登壇した板野は「私、板野友美はAKB48を卒業します」と改めてファンに報告。映画のためにインタビューを受けているうちに卒業への思いが強くなったと話し、「以前から秋元先生には卒業のお話をしていたのですが、インタビューの途中で本音が出てしまったことを秋元先生に確認したら『わかった、いいよ』と言ってくれて」と、卒業を決めた経緯を説明。
コンサート会場ではなく、映画のなかで卒業を発表した理由については「春のコンサートまで待って発表する予定でしたが、インタビューをしていくうちに『本音で言ってしまった卒業が、板野らしいんじゃない』と秋元先生が言ってくれたので」と明かした。
また、去年卒業した前田敦子に関しては「私自身も彼女が(卒業を)決めたことに対して、すごいなと思ったし、影響も受けたんですけど、自分の道は自分で決めるものだと思うので焦って決めたわけではないです。これからは互いに頑張れたらいいなと思っています」と答えた。
その後、板野の卒業を聞いたばかりのメンバーも登壇。高橋は「彼女が決めた道ですから、最後に決断を下すのは自分自身なので、彼女が前を歩くというのなら、その背中をみんなで押してあげたい」と話し、篠田は涙ぐみながら「遅かれ早かれ、そういう日が来るとは思っていましたが、やっぱり寂しいですね」と語った。
最後に板野は「まだ、卒業の日程などは出ていないですけど、出たら報告します。残りの時間をみんなで楽しく過ごしたいと思います。そして、1期生として全力で頑張りたいと思います」と話していた。
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