ボバ・フェット
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『ジェダイの帰還』のその後描く『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』

『スター・ウォーズ エピソード 5/帝国の逆襲』で初めて登場した史上最強の賞金稼ぎボバ・フェットのナゾに迫るオリジナルドラマシリーズ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』が、動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。このたび、伝説的な『スター・ウォーズ』キャラクターが勢揃いし話題となっている。

最終話を前に、第6話『チャプタ―6(砂漠から来た流れ者)』で集結したのは、『スター・ウォーズ』を象徴する伝説のジェダイ ルーク・スカイウォーカー、アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワン アソーカ・タノ、フォースの力を秘めたヨーダと同じ種族の子ども グローグー、人気No1ドロイド R2-D2、『クローン・ウォーズ』などに登場する悪名高い賞金稼ぎ キャド・ベイン。

ボバ・フェット

本作品は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のその後を描いており、登場するルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスターとなった青年期の姿だ。

『マンダロリアン』シーズン2の最終話でグローグーを託された彼は、ジェダイ・マスターとしてグローグーを訓練。その姿はまさに『エピソード5/帝国の逆襲』で、ヨーダがルークにフォースの修行を施す姿と重なり、『スター・ウォーズ』ファンから感極まる絶賛の声が世界中で上がっていたところだった。

SNS上では、「これこそ俺たちが見たかった『スター・ウォーズ』だな」「今回の『ボバ・フェット』完全にマンダロリアン回だったじゃん!!!! めちゃくちゃテンションあがった」「マンダロリアンの登場とかまじで最高!」「もうすでに3回見たけどずっと面白い」という感想のほか、「タトゥイーン で『小さな友だちに会いにいく』ってマンドーさんが言ってるってことは、グローグーの預け先=隠遁しているオビ=ワン・ケノービやルークの再登場すら視界に入ってくるじゃない……?」といった考察も上がり、益々盛り上がりを見せている。

ルークを引き継ぎプレッシャーにあえぐ須田を多田野が激励「イーネ!」

声優を務めるルーク役の須田祐介、アソーカ役の伊藤静、キャド・ベイン役の多田野曜平がコメントを寄せた。

まず須田は、次のようにルーク役を務めた心境を語った。

「僕自身子どもの頃から見ていた作品に、まさか自分がルーク・スカイウォーカー役で参加できる日が来るとは。このような大役を僕に任せてくださり大変光栄に思う分、責任の重さを毎日痛感しております。沢山の先輩方がルークに命を吹き込んでいたのを聞いていたので、自分はどうしたらいいんだろう? と、すごく悩みました。収録時ものすごく緊張して台本が震えていたのを今でも覚えています。『スター・ウォーズ』の世界観、キャラクターの魅力感、ルークの存在感、子どもの頃に感じたあの高揚感。それを今、僕が思うルークに、命を吹き込みたいと思い大切に収録させていただきました」

そして、『マンダロリアン』に続き再び “降臨”したルークについては、「またルークを演じられると思い、聞いた時は素直に喜びました。今回はルークのシーンが多かったので、あぁこのシーン、この台詞、このキャラ、え? こうなるの?? と、一視聴者として見てしまっている自分もいましたが、その分収録時のプレッシャーはものすごく感じていました」と語る。

今後のシリーズについては「『マンダロリアン』『ボバ・フェット』に続いてエピソード6から7にかけてのルーク・スカイウォーカーをもっと描いてほしいのは個人的にあります。『スター・ウォーズ』は子どもの時に抱いたロマンや驚きや感動を沢山届けられる作品だと思うので、これからも沢山の驚き、感動を楽しみにしています!」と期待を寄せた。

さらにファンの胸を熱くするのは、ルークの父親アナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワン(ジェダイになるためにジェダイ・オーダーで訓練を積むフォース感知者)として、アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』に登場したアソーカ・タノと、ルーク・スカイウォーカーの共演だ。

ボバ・フェット

この展開に対し、アニメシリーズに続き『マンダロリアン』実写版でもアソーカの声優を務める伊藤も興奮気味。

「まさかまさか、マスターのことを懐かしみながらその息子と話す日が来るなんて……!! アソーカを演じはじめた頃には全く想像もしていませんでした。収録の時は私もアナキンと共に過ごした日々を思い出して涙が出そうになりました。本当に感慨深いです」

また、『スター・ウォーズ』の魅力と期待については、「『クローン・ウォーズ』でクローンたちひとりひとりの生き方を見てからずっと思っていますが、ジェダイだけではなく、あの世界に生きるたくさんのキャラクターたちみんなの生き様にドラマが感じられるところが魅力のひとつだと思います。馴染みのあるキャラクターたちを掘り下げたストーリーを見られるのは本当にわくわくしますし、もっと意外なところにもどんどんスポットを当てて、『スター・ウォーズ』の世界を深く深く楽しめる機会がたくさんあればとても嬉しく思います。もちろん『アソーカ(原題)』も楽しみにしています!(笑)」と思いを吐露した。

ボバ・フェット

そして、R2-D2やグローグーといった可愛らしい人気キャラクターとは一線を画すキャラクター、アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ:バット・バッチ』にも登場、本作品で初めて実写化された賞金稼ぎ キャド・ ベインを演じる多田野は、キャドの魅力について次のように語る。

「やっぱりカウボーイハットにガンベルトっていう西部劇スタイルじゃない! それに声がワタシだし(笑)。(実写化は)いいじゃないですかぁ〜、色が薄いとか鼻がどうとか言ってた人もいたけど(笑)年取った訳よ! あの登場の仕方は最高でしょう!!!」

また、永井一郎から引き継ぎ、『スター・ウォーズ 反乱者たち』以降ヨーダの声優も担当している多田野は、青年ルークを引き継ぎ絶大なプレッシャーを感じている須田に、「イーネ!」と明るく声を掛け、その緊張を和らげていたとのこと。

今後のシリーズについても、「『スター・ウォーズ』劇場映画作品と『クローン・ウォーズ』シリーズをつなげてくれたっていうか……全部見てるからこそ楽しめる? 喜びを与えてくれましたねぇ! 今後の期待?……そりゃ『The Book of Cad Bane』でしょう」と期待を寄せた。

『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は、動画配信サービスDisney+で独占配信中。

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