ウッチャンナンチャンの内村光良が『ピーナッツ』(06年)以来、7年ぶりにメガホンを取った『ボクたちの交換日記』。この映画の完成披露舞台挨拶が2月18日に新宿ピカデリーで行われ、内村監督のほか、W主演の伊藤淳史と小出恵介、木村文乃、川口春奈、ムロツヨシと原作者の鈴木おさむが登壇した。
本作は、結成12年目なのに売れる気配がまったくないお笑いコンビ・房総スイマーズが、現状を打開するために交換日記を始めるというストーリー。舞台挨拶前には女性2人組・ニッチェによる前説が行われ、劇中、房総スイマーズの田中と甲本に扮した伊藤と小出も、役になりきって前説に参加した。
その後、登壇者が出そろうも、この日は小出の恋人役をつとめた長澤まさみは欠席。最初の挨拶でムロはそのことに触れ「ホントすみません、長澤まさみじゃなくてね」とのっけから謝罪モード。「自分が一番よくわかっているんです。このラインナップ見て、足りないのは長澤、ムロじゃないとわかっているんです。でも、呼ばれたからここにいる。大丈夫!そんなに出ていないから。今日はあまり喋らないようにします」と続け、「喋らない」と言いながら、いきなりのマシンガントーク全開。
これを受け内村監督は「完成披露試写会というのはテレビにはない、映画って感じがして、すごく気分が高揚しています」と挨拶すると、「1ヵ月後の公開初日にはまさみちゃんが間に合うということなので、そのときはムロくんとチェンジということで」と語り、笑いを誘った。
また、芸人を演じたことについて伊藤は「お笑いブームだということもあって、要求されているものが高くなっている気がする。そうしたなかで芸人さんを演じるのはかなり不安でしたが、監督が内村さんとお笑いのプロなので、すべてお任せすればいいものができると思って頑張りました」とコメント。
小出も「俳優が演じるのは難しいと思う。簡単に手を出しちゃいけないっていう、ためらいはあった。ただ、(演じた)甲本っていう人が本当に愛おしく思えて、挑戦したいなって思った」と話した。
とはいえ、お笑いの練習は並大抵ではなかったそうで「本当に鬼でした、監督は(笑)」と小出。「鬼」と言われた内村監督も「ホント、大変だと思います」と話すと、「1回、新宿のライブハウスに飛び入りさせたんですけど、最初の『キャー!』がピークで、あとは滑りまくり、血相変えて舞台袖に(2人が)戻ってきたんです。けど、それから後の練習は目が違ってきました」と真剣に取り組んだ2人に感謝の意を述べていた。
一方、内村監督は「ウッチャンナンチャンを解散しようと思ったことはあるか?」という質問に、「1回だけありますね。『お笑いスター誕生!!』に3回目の挑戦をしたとき、東横線の渋谷駅ホームで『今度優勝しなかったら解散しようか』って言ったら、南原が『あ、いいよ』って(笑)。そしたら優勝しちゃったもんだから、辞めるに辞められなくなった」と知られざる事実を明かしていた。
『ボクたちの交換日記』は3月23日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。
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