アーノルド・シュワルツェネッガーが10年ぶりに主演したアクション大作『ラストスタンド』。この映画のプロモーションのために来日したシュワルツェネッガーが2月21日にグランドハイアット東京で行われた記者会見に臨んだ。
最初に「『I’ll be back!』と前に約束した通りに戻ってきました」と挨拶し、会場を沸かせたシュワルツェネッガーは、10年ぶりの映画復帰作に『ラストスタンド』を選んだ理由について「私がシナリオや企画を選ぶときの基準が1つあります。それは、その企画が国際的にお客さんを呼べる映画かどうかです」とコメント。
これまでの出演作では、たった1人で悪をなぎ倒していく役が多かったが、今回はチームを組み、そのなかでリーダー的な役割をはたしていることについて質問されると、頷きながら「私がこの映画で引かれたのも主人公のキャラクターです」と回答。「今まで演じた役と違って、彼は弱みをもった人間。過去にはSWATに所属し華々しい活躍をしていたこともあるのですが、銃で撃たれ、病院送りになり、職を追われ、そして年老いました。心身共に傷ついた彼は、田舎町の保安官になりはてている。そんな彼が20人の傭兵や麻薬王相手に戦わなければいけなくなったとき、かつてのヒーローに戻ることができるかと自分自身に問いかけます」と続けた。
2003年から2011年にかけてカリフォルニア州知事をつとめるなど、映画界や政界をはじめ、さまざまな分野で活躍しているが、今後、挑戦してみたいことを聞かれると、「子どもの頃の夢は世界一のボディビルダーになることでした。その夢は叶い、次は映画スターになること。その夢も叶って、次の夢が知事。それも2ヵ月で叶いました」と笑いを誘うと、これからの夢は、ボディビル、映画製作、政治といった過去のキャリアを全部組み合わせて、新しい境地を開いていきたい」と明かした。
この日はシュワルツェネッガーの大ファンという、女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里も駆けつけた。シュワルツェネッガーから温かい言葉をかけられた吉田は「シュワちゃんからお言葉をいただけ、とても感動しています。映画のなかでも圧倒的に不利な状況でもあきらめずに持てる力を振り絞って戦う姿に感動しました」と、やや興奮気味。
するとシュワルツェネッガーが「私がハリウッドに働きかけるので、女性のアクションヒーローにならないか」とスカウト。吉田も「ぜひ、よろしくお願いします。弟子にしてください」と嬉しそうに答えていた。
また、最後には「みなさんのおかげで、私の主演映画は日本でいつも大ヒットしているので、来日が毎回が楽しみです」と話すと、『I’ll be back!』と再度の来日を約束していた。
『ラストスタンド』は4月27日より全国公開となる。
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