『横道世之介』で高良健吾、沖田監督ら男子4人が仲良く舞台挨拶
不器用ながらも真っ直ぐに生きる世之介とまわりの人たちの姿を、優しさとユーモアに富んだ演出でみせる『横道世之介』。この映画のヒット御礼トークイベントが2月28日にシネ・リーブル池袋で行われ、キャストの高良健吾、柄本佑、黒田大輔と、沖田修一監督が登壇した。
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4人は普段から仲が良いそうで、柄本は「楽屋でのノリがすごいです。このノリで舞台に出たらお客さんに嫌われるかも」とコメント。その言葉通り4人は笑顔で顔を見合わせながら、和気あいあいとしたムードで舞台挨拶を行った。
沖田監督はそれぞれの起用理由について「何でしょうね? ただ出てもらいたかった。刑事のカンみたいなものです」と、すっかり3人を信頼している様子。
高良、柄本、黒田の3人が揃う、世之介のアパートを訪ねるシーンの撮影時には雨が止むのを待つ時間があったそうで、高良が「最初は佑くんとお尻を触り合って遊んでいた」と話すと、柄本が「(監督も含めた)4人で雨が止むように手を叩いたりもした。段々と止んできているような気がした」とコメント。黒田が「助監督に『子どもじゃないんだから』と怒られた。僕は(当時)35歳だったのに……、ちょっと落ち込みました。後で1人で助監督に謝りに行きました」と明かすと、沖田監督も「本当に止むかなと思った」と悪びれない様子で振り返っていた。
また、好きなシーンについて高良は、吉高由里子演じる祥子との雪のシーンを挙げると「クランクアップのシーンだったので思い入れもあります。現場に入ったらすごく大きなクレーンがあってびっくりしました。(キスシーンを)長回しで撮影すると聞いてワクワクしました」と話していた。
最後に高良は「4人で初めて舞台挨拶ができて楽しかったです。ちょっと身内ノリになっちゃったかも」と言いつつ、「つまらないとか普通だと思っている日常が、ちょっとだけ特別なものだと思ってもらえたら」とコメント。沖田監督は「何年か経った後でもまた、思い返してもらえる映画になれば嬉しい」と締めくくっていた。
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