人気刑事ドラマ『相棒』シリーズの杉下右京役で知られる水谷豊が監督、女優の檀れいが主演を務める映画『太陽とボレロ』に石丸幹二、町田啓太、森マリアが出演することが分かった。
石丸幹二、町田啓太、森マリアが音楽に賭けるキャラをそれぞれ熱演!
本作は、オリジナル映画を作り続ける水谷の監督作品第3弾にして、クラシックのオーケストラを題材にした音楽エンターテインメント。ある地方都市のアマチュア交響楽団の主宰者・花村理子(檀)は18年間、個性豊かなメンバーと共に活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる、というストーリーが展開される。
花村と共にアマチュア交響楽団を支える中古車販売センター社長の鶴間芳文役を演じるのは石丸。石丸は1990年から劇団四季にて看板俳優として活躍。退団後もドラマ『グランメゾン東京』、大河ドラマ『青天を衝け』などに出演。クラシック音楽の最長寿番組としてギネスブックに登録された『題名のない音楽会』にて司会を務める他、歌手としてオーケストラ・コンサートを積極的に開催するなど、音楽の分野でも活動の幅を広げている。そんな石丸が演じる鶴間は、花村と共に楽団を立ち上げ、様々な苦難を背負う理子の唯一の理解者という役どころ。経営者としても主宰者としても包容力を発揮する役柄だが、理子に時折見せるチャーミングな一面も本作ならではの見どころだ。
その鶴間の会社で働きながら交響楽団でトランペットを演奏する田ノ浦圭介役を演じるのは、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、大河ドラマ『青天を衝け』など話題作に出演する若手注目株の町田。本作で町田が演じる田ノ浦は、心の奥底では音楽や楽団を愛しているもののストレートに言葉にできず、擦れたように見えてしまうトランペット奏者。本作で水谷監督の演出と出会い、演じることを改めて深く追求したという町田の演技、そして本作出演にあたり、夢に出るほど練習したというトランペット演奏も必見だ。
花村の洋装店で働きながら交響楽団のヴァイオリン奏者を務める宮園あかり役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる若手実力派女優の森マリア。「ヴァイオリンこそ我が人生!」と話すほど音楽を愛する・宮園あかりを演じる。自身が8年間続けていたヴァイオリンをもう一度徹底的に練習し、映画初出演にして、交響楽団の第一ヴァイオリン奏者という大役を果たした。
出演にあたって町田は「今回、水谷組に参加できると聞いてすごく嬉しかったです。現場に入り、毎回監督に演出のアイディアをいただくのですが、なんで俺は気づかなかったんだろうと悶々とし、自分なりに咀嚼して出せるかが毎回の課題でしたが、実はそれが楽しかったです。圭介というキャラクターは交響楽団のトランペット奏者です。自分自身、トランペットは小学生の頃少しだけ触れたことはあったのですが、とにかく音を出すのが難しく、苦戦しました。ですが、合奏のシーンではプロの方々と音楽を奏でることができ、今後の人生でもうないだろうなと思ったので貴重な経験をさせてもらいました。撮影は今まで味わったことない感覚で終わってほしくない時間でした。その雰囲気などが映像を通して伝わると思うので、皆さんに見ていただきたいです。また本編ではチャーミングな人たちも、楽器を持つと雰囲気がガラッと変わるので、ぜひそこにも注目してみてください」とコメントしている。
『太陽とボレロ』は6月より全国公開。
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