寄席の楽屋を舞台にした人情コメディ『TOKYOてやんでぃ』。この映画のトークイベントが3月11日に新宿K’s cinemaで行われ、神田裕司監督と、神田監督とは長年の付き合いとなる小中和哉監督、女優の有森也実が登壇した。
3人は1986年に劇場公開された映画『星空の向こうの国』で、監督、主演、ヒロインという関係。監督が小中で、主演が神田監督、ヒロインが有森だったそうで、小中監督は「まさか有森也実ちゃんと神田裕司監督作品を並んで見る日が来るとは思わなかった」と感慨深げ。この日初めて本作を見た有森は、神田監督に「水臭いですよ。試写状を送ってくださいよ」とクレームをつけると、映画については「舞台みたいだと思ったけど、映画らしさもたくさん詰まっている作品」と褒めていた。
また、撮影現場で神田監督は、カットを割らずに1シーンを1カットで通して撮影し、逆サイドからもう1度、1シーン1カットで撮影して、そのシーンは終了というスタイルを取ったそうで、「でも、大御所の俳優はセリフを全然覚えていなくて……」と苦笑い。「(大御所俳優から)『割って撮るんじゃないの? セリフを覚えてないよ』って言われたから、『ちょうどいいです。大体覚えているでしょう。行っちゃいましょう』と言った」と語ると、「ただし、『もう1回、切り返しで同じことをやるので、同じように演じてくださいね』と意地悪なことも付け加えた」と打ち明け、有森を大笑いさせていた
一方、『星空の向こうの国』の話では、この作品が映画デビュー作となる有森に、小中監督から「神田監督が共演者だったわけだけど、最初は役者仲間という感じだった?」という質問が。これに有森が「役者仲間というより、お兄さんって感じだった」と答えると、神田監督は「すごい悩んでいた」と当時の有森を述懐。小中監督から「その悩みを聞いてあげたの?」と突っ込まれた神田監督は「悩みを聞きながら口説いちゃおうと思っていたんだけど、残念ながら、そうはうまくはいかなかった」と振り返り、その話を聞いた有森は照れ笑いを浮かべていた。
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