シュワちゃん、第二の成功へと導いた恩人の死去に「感謝し続ける」と投稿

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アーノルド・シュワルツェネッガー
アーノルド・シュワルツェネッガーの公式Instagramより

『ゴーストバスターズ』アイヴァン・ライトマン監督が死去

『ゴーストバスターズ』などで知られる映画監督のアイヴァン・ライトマンが12日(現地時間)、カリフォルニア州の自宅で亡くなった。享年75。

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家族によると、ライトマンは自宅で就寝中に息を引き取ったという。日本では、息子のジェイソン・ライトマンが監督した『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の劇場公開中だが、昨年の全米公開時には父と息子は揃って取材に応じるなど、元気な様子を見せていた。

監督の3人の子ども、ジェイソン、娘で女優のキャサリン・ライトマンとキャロリン・ライトマンは共同で声明を発表した。

「私たち家族は予期せぬ夫、父、そして祖父の死亡で悲しみに打ちひしがれています。彼は私たちに、人生の中にある魔法を常に探すよう教えてくれました」
「映画人としての父の仕事が世界中の数え切れない人々に笑いと幸せをもたらしたことが悲しみを紛らわせてくれます。私たちは喪に服しますが、作品を通じて父を知ってくださった方々が父をずっと覚えていてくださることを願います」

アメリカでは13日にスーパーボウルが開催されたが、その直後に訃報が発表となり、関係者やセレブが突然の死を悼んだ。

『ゴーストバスターズ』の脚本を、共演者でもあった故ハロルド・ライミスと共同で執筆し、バスターズの1人、レイモンド博士を演じたダン・エイクロイドは突然の訃報にすぐ反応することはできなかったようで、現地時間14日にTwitterを更新。

「(妻の)ジュヌヴィエーヴ、キャサリン、キャロライン、ジェイソンとご家族を思うと今日は胸が張り裂ける思いです。友人、共同作業者、チャンピオン、そして大スクリーン時代の最後の偉大な創造の才能の喪失は私を打ちのめしています」と、ライトマン監督の妻子や家族を思いやり、盟友を亡くした悲しみを語り、「木曜日になったら、私は誰に電話すればいいのでしょう?」と『ゴースト・バスターズ』にかけて追悼の言葉を結んだ。

ライトマン監督の『ツインズ』(88)でコメディ演技に開眼し、『キンダーガートン・コップ』(90)、『ジュニア』(94)も一緒に作ったアーノルド・シュワルツェネッガーはインスタグラムに、『ツインズ』で共演したダニー・デヴィートと監督との3ショットの近影に長文を添えて投稿した。

「アイヴァン・ライトマンは伝説です。ハリウッドにおいて、彼は堂々たる存在でした。彼はコメディの王族でした。
人生において、彼は立派な人でした。素晴らしい父親であり夫であり、素敵な友人であり、偉大な人間でした。彼は親切で、寛大で、とても頭がよく、いつも親身になってくれました。
私は打ちのめされています。私の思いはライトマン家の人々と共にあります。
彼と知り合いならば、アイヴァンはあなたの物語の一部になる人であり、確かに私の物語の一部も彼が書いてくれました。
彼がこのオーストリアのアクションヒーローをコメディに起用してくれたことに、感謝し続けるでしょう。スタジオが私に、悪者を殺したり、物を爆発させたり、筋肉を見せたりする新しい方法を見つけることに集中するのを望んでいた時期でした。私はコメディで成功できるとわかっていたが、実現するためには、それを知っている人が必要だった。だからこそ、アイヴァンは素晴らしい監督であり、友人だったのです。彼は、他の人が気づかないあなたの何かを見抜き、それを世間に見せる手助けをしてくれました。
アイヴァンと一緒に『ツインズ』『ジュニア』『キンダーガーデンコップ』を作ったことは、僕にとって天国だった。ここ数年、『トリプレット』で彼と一緒に仕事をし、改めて彼の情熱と才能を間近に見ることができ、とても嬉しく思っています。ほんの先週、この秋にまたアイヴァンと撮影現場に行けるのが楽しみだと話していたばかりです。
もう一緒に仕事をしたり、一緒に遊んだり、人生について語り合ったりすることがないなんて信じられない。でも、アイヴァンはいなくなったわけではなく、まだ私たちと一緒にいることも知っています。彼はここにいて、私の物語の多くのページに登場しています。そして、もしあなたが幸運にも彼に会ったなら、あるいは彼の作品を体験したなら、彼はあなたの物語の一部でもあるのです。
全てにありがとう、アイヴァン」

『ゴーストバスターズ』で4人目のバスターズ、ウィンストンを演じたアーニー・ハドソンは「アイヴァン・ライトマンの逝去を深く悲しんでいます。本当に素晴らしい人であり、素晴らしい映画人であり、光栄なことに私は彼を知り、一緒に仕事をすることができました。ジェイソンとご家族に深くお悔やみを申し上げます。どうぞ安らかに」とツイートした。

2016年に、ライトマンがプロデュースした女性キャストによる『ゴーストバスターズ』を監督したポール・フェイグはTwitterに「絶対的なショックを受けています。光栄にもアイヴァンと密接に仕事をすることができ、いつも学ぶことが多かった」「私たちコメディに携わる者は皆、彼にとても大きな借りがあります。アイヴァン、全てにありがとう」と綴り、さらにツイートを連投。「私にとって最も特別な瞬間の1つは『ゴーストバスターズ』の最終テスト上映の後です。いくつか再撮影して、スコアが急上昇した。アイヴァンはロビーで私を出迎えてくれて『とても嬉しいよ。泣きそうなくらいだ』と言ってくれました。彼はそれほど寛大な人でした」と思い出を語り、さらにジェイソンへお悔やみの言葉を贈り、「今日はあまりにも悲しい日です」と嘆いた。

ライトマンは1946年にチェコスロヴァキアで生まれ、ホロコーストを生き延びた両親と共に、4歳の時にカナダへ移住した。

現地時間の14日朝、ジェイソン・ライトマンはSNSに父の若き日から『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の頃まで、一緒に写った写真とともに以下のメッセージを投稿した。

「私はヒーローを亡くしました。私が望むことは父にもう一度話をする機会だけです。彼はサバイバーの家庭出身で、そのレガシーを笑いに変えました。たくさんの優しいメッセージをありがとうございます。父の映画を楽しんで、彼のストーリーテリングという贈り物を覚えていてください。それ以上に彼を幸せにするものはありません」