イエナ
イエナ

元IZ*ONEのイェナが「SMILEY(Feat. BIBI)」でデビューを果たし、早くも2月10日放送のK-POP音楽番組『M Countdown』で1位を獲得した。

「大好きなチグミ(JIGUMI、ファンの呼称)、この1位はチグミからの激励だと思います。大きな贈り物をありがとう、これからも一生懸命頑張ります」

1位受賞後の挨拶を済ますと、司会を務める(G)ーIDLEのソヨンと抱擁。

続くアンコールでは、「うじまー、うじまー……」と泣きながら「泣かないで泣かないで子どもみたいに」という歌い出しを歌おうとするも声にならず、「どうしようはずかしい……しっかりしなきゃ」と自分に言い聞かせ、ぴょんぴょんと跳ねてダンサーと共に歌い踊った。

この曲のフューチャリングに名を連ねるBIBIが歌詞を担当しているが、コンセプトは“スマイルヒーロー”だという。

「イェナのいいところを歌詞にしたら、黄色いスマイルマークのイメージがわいてきた。何があっても一生懸命やり遂げる子」だと分析、歌詞も、逆境にぶつかろうとも悪者をやりすごして笑って乗り越えようというポジティブな内容になっている。

「実際本音は違うけど、笑ってやり過ごすのがすごく幸せ。明るく笑っている私におかしい世界は私を“おかしい”というはず。孤独で暗い世の中でも、他人の言うことは気にしない」

そんな歌詞は、コロナ禍にあるイェナと同世代へのエールのように感じられる。

昨年21年4月末にIZ*ONEが解散してから、元メンバーで1位になったのは、21年12月1日にユジンとウォニョンら5人組でデビューしたK-POPガールズグループIVE(アイヴ)が歌番組1位を連発させた以外ではイエナが初めて。ソロでは、日本人ジュリ擁するRocket Punchも所属するWoollimエンタテインメントのウンビが昨年21年8月に、オーディション番組『アイドル学校』ではデビューできず『PRODUCE48』でIZ*ONE入りしたユリが「GLASSY」で10月にデビューしたものの、1位は獲得できていない。

イエナはもともとバラエティでも独特の世界観を見せていたが、WEBドラマ『少女の世界2』で主演するなど女優としても活躍、さらなる活躍が期待される。

なお今回『M Countdown』には、いま韓国で『イカゲーム』を上回る大ヒットとなっているNetflixの学園ゾンビドラマ『今、私たちの学校は…』の扮装で登場していた。